GIRL(ガール) [2012年試写会]
久々の更新です。
試写会に行ってきました。試写会自体も久々でした。
有楽町マリオンの朝日ホールで「GIRL(ガール)」を観ました。
公式映画サイト:http://www.girl-movie.jp/index.html
奥田英朗の人気小説を映画化。親友4人のGIRLたちとGIRLたちを悩ませる4人の男子たち。笑って泣いて怒るGIRLたちそれぞれを描く映画です。恋に仕事におしゃれに結婚、子育てに・・・・と女性なら映画の中の誰かに共感できる、そんな映画になっています。
出演は、香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏、加藤ローサ、林遣都、要潤、上地雄輔、向井理、壇れい。特に壇れいがはじけていて、とってもいい味を出していました。女性の生き方をいろいろに描いていて、最後はどんな生き方であってもいい、という人生讃歌になっている映画で気分がすっきりしました。
同窓会で集まって一人は花の独身、もう一人は結婚して子供のいないバリバリのキャリアウーマン、そしてもう一人は子育て真っ最中の主婦。子育て真っ最中の主婦が泣き言を言うと、キャリアウーマンの女性が一言放ちます。「きっと(どの人の人生も)人生の半分はブルーだよ」と。主婦はその言葉を聞いて勇気をもらいます。他にも10以上離れた年下の部下を好きになる女性が「(年下の男性なんて)食品サンプルのようなもの。手を出したくたって出せるわけがない」とつぶやいたりします。映画の中にはときどきとっても核心をついたセリフが散りばめられ、ちょっとドキッとします。全体的に楽しい気分で観れる映画でした。
好きな向井理も出て良かったし。
吉瀬さん、相変わらずキレイだったし。
壇れいの妙にハイテンションな演技が実に良かったです。
女性の方にはお勧めの映画です。
おまけ:あと2日後に開業と迫った東京スカイツリーですが、スカイツリーとその周辺、おしなりくんの家などかなり前に回りました。家からもスカイツリーが見え、駅も2駅くらいしか離れてないので地元といえば地元ですが、その割には写真もあまり撮ってきませんでした。スカイツリーは結構いろんな場所から見えますが、こうしてみるだけでも場所によっていろんな表情がありますね。

こちらはおしなり公園の近くにあった自販機に描かれたおしなりくん↓

おしなりくんの家↓。お休みでシャッターが下りてましたが・・・。

こちらはとうきょうスカイツリー駅↓と変わった建物↓。真ん中の城のような建物は甘いものやさんで摩天楼の壁画が描かれてる建物はどこかの会社でした。いずれも東京スカイツリー近くで見つけました。

今日は祝賀パレードなどのイベントがあり、墨田区のキャラクターになっているおしなりくんとあづちゃん、ことといねえさん、ひよの山を観ました。ゆるキャラなのでとてもかわいかったです。写真を撮れなかったのが残念ですが、またの機会があるだろうと思います。
スィート・ヒアアフター、ジュージュー、サヨナライツカ、右岸、ECHOES 木霊 [本]
最近読んだ本です。
よしもとばなな「スィート・ヒアアフター」
大好きなよしもとばななの本で、あっという間に読みました。去年の震災後の喪失感の中よしもとばななが書き上げたのは、恋人をドライブ中に亡くし自らも鉄が腹に突き刺さって救出された女性の自分を取り戻すまでのお話。幽霊が見え、幽霊が出るアパートでの新しい生活を始めそこから始まる新しい男の子とのつきあい。そして行きつけのバーのマスターとの交流。ゆっくりと優しくいつの間にか明るい光のほうへ向かっているのでした。よしもとばななの本はいつでもほんわかして温かな気分になれ、これもそういう本でした。
よしもとばなな「ジュージュー」
ステーキとハンバーグの店が舞台。「ジュージュー」という焼き音から題名がついている。複雑な人間関係、人間模様があるのだけれど、なぜか彼女の文体からはぜんぜん複雑でなくほんわかしていて緩やかな流れの中でいろんなことが収まるところに収まってしまう感じ。それぞれの悲しみはいろんなことで埋まって何とかなっちゃう。ばななワールドがここでも展開していてほんわかな至福がありました。
辻仁成「サヨナライツカ」

サヨナライツカ ― Sayonara, toujours pres de moi (世界文化社)
- 作者: 辻 仁成
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2001/01/09
- メディア: ハードカバー
つい最近、中山美穂と西島秀俊主演の「サヨナライツカ」を観ました。舞台となったタイにはよく自分でも行っていたのでとても懐かしく、またタイにはすごく思い入れもあるので余計にこの映画にしびれました。映画を観てから原作を読みたくなり調べていたら中山美穂のだんなさんの辻仁成だとわかり、そういえば昔「冷静と情熱のあいだ Blue」を夢中になって読んだ作家だなあと思い出しました。
「サヨナライツカ」は映画を観てから原作を読んだわけですが、映画も原作も双方ともにイメージを損なうことなく両方ともが良かったです。映画では描ききれなかったいろんな肉付けが原作でされていたので、映画のイメージのままに補充されることになり、映画を観て泣け、原作を読んでも泣けました。私の中では「かもめ食堂」くらいにいい感じの関係の映画と原作の関係になっていました。また男性の立場から書いた辻仁成の「冷静と情熱のあいだ Blue」と 女性の立場から書いた江國香織の「冷静と情熱のあいだ Rosso」も竹野内豊主演で映画化されていますが、その時には小説を先に読んでいたので映画の数倍小説が勝っているという印象だけが残っています。もしかしたら映画を先に観て小説を後から読んだほうがいいのかもしれません。
「サヨナライツカ」を読み終わると、男性側を辻が「右岸」、女性側を江國が「左岸」として書いている事を新聞の広告で知りました。もう4年前の作品なのに新聞広告を出しているというのも不思議、それをまた私が目にするのも不思議なのですが、私にはとてもタイムリーな気がして、まずは男性側の辻の「右岸」を一気に読んでしまいました。長編でしたがとても読み応えあり、波乱万丈で、いろんな人との巡り合い、巡りあわせ、縁みたいなものが面白いと思いました。幼馴染の女性との擦れ違いでしたが、江國の女性側もこれから読むのが楽しみです。また「愛のあとにくるもの」という作品を韓国の作家とも書いていることを知ったのでこれも読んでみたいです。
サヨナライツカの詩がステキなので、載せておきます。
サヨナライツカ
いつも人はサヨナラを用意していきなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトとにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
辻仁成「ECHOES 木霊」
それから比較的新しい辻の本を読みました。「ECHOES 木霊」。小説ではなくエッセイです。頭部動脈瘤で手術したとき知り合いの先生が手術をしてくれることになった縁の話、瀬戸内寂聴との縁の話、自分が教える大学と韓国の小説家と本を書くことで知ったある韓国人詩人との縁の話、などたくさんの縁によってつながる話で事実は小説より奇なりなのかもしれないなあと思いました。いろんなことがいろんな縁で結ばれ、この時期に彼の作品にまた再会するのも縁だなあと思いました。
また防災グッズを見直していたのですが、かなり前から旅行中にアーミーナイフを失くしていてまたビクトリノックスのものがほしいと思っていたのでこちらを注文しました↓。以前持っていたのは赤色のたくさん機能がついたアーミーナイフでしたが、どうせナイフくらいしか使わないのでシンプルなものにしました。今はこんなかわいい柄のものまで売っているのでびっくり。おしゃれなこの柄に決めました。

VICTORINOX(ビクトリノックス) クラシック エーデルワイス柄 PUR 保証書付 0.6203.840PUR 【日本正規品】
- 出版社/メーカー: VICTORINOX(ビクトリノックス)
- メディア: スポーツ用品
今日夜9時過ぎに千葉沖で地震があり、千葉北東部ではまた震度5強、東京でも震度3の揺れでした。いつまで揺れるのか。これもあの3・11の余震なのでしょうが、とにかくまだまだ気を抜けません。3・11から頻繁に揺れて少しは忘れかけていてまた揺れての繰り返し。できることをしてあとは様子を見るしかありません。防災グッズが使われないことを願いながら、しっかり用意だけはしたいと思ってます。
2011年 naonaoお勧め映画 [映画]
今更なのですが、2011年の映画のまとめをしたいと思います。
2011年は東日本大震災で多くの試写会、映画が中止となりました。また再開したとしてもとても観る気にはなれなかったため、私自身が観た本数自体が少なく、いい映画をたくさん見逃しているとは思いますが、naonaoに縁のあったお勧め映画を紹介します。
以下、順不同です。

僕たちは世界を変えることができない。(初回限定生産版DVD2枚組)
- 出版社/メーカー: キングレコード
- メディア: DVD
![英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] 英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/514DdqGCbiL._SL160_.jpg)
英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
「ステキな金縛り」は三谷ワールド全開です。笑って泣けました。最後には幸せ感が残ります。「日輪の遺産」は浅田次郎原作の戦争映画でその時代に生きた少女たちの話だったのでそれだけに余計に泣けました。「僕たちは~」は学生たちがカンボジアに学校を建てる映画で、カンボジアの今を見ました。「あしたのジョー」は山P目的で観たのですが、より伊勢谷、香川の演技が光っていました。みんなガリガリになってかなり痛々しかったのですが、漫画を超えた!?かもしれません。「八日目の蝉」はNHKのドラマを観たので映画は当初観なかったのですが、日本アカデミー賞で10部門もの快挙を成し遂げたということで後から観ました。役者さんたちの演技もさることながらそのセリフの良さ、脚本が光っていたと思います。NHKドラマと映画の描き方が違っていたのですが、映画のほうがより凝縮した、しかも子供の成長に焦点の当たったものになっていました。賞は逃しましたがライター役の小池栄子がいい演技してるなあと思いました。「英国王のスピーチ」「ブラックスワン」は言わずと知れたアカデミー賞を獲った映画で文句なしの作品です。「フェアゲーム」は国家権力に立ち向かう夫婦をショーン・ペーンとナオミ・ワッツが演じた硬派な映画。この二人のコンビの映画が好きです。「ペーパーバード」はスペイン映画でフランコ政権下の重苦しい時代に生きた孤児と喜劇役者との交流の物語です。人生の悲喜交々を経験する人生讃歌の物語で泣けました。「ハーモニー」は韓国映画で刑務所での合唱団のお話です。何度も笑わせられ泣かされました。数々の名曲も使われていたのも良かったです。「8ミニッツ」は列車爆発前の8分間を何度も何度も生き直しさせられる話なのですが、その度にいろんなことを試みる主人公の姿を観ていると、人生は何でもできる場所だったのではないかと突き付けられ、自分の人生に対するチャレンジ精神を問われている奥の深い映画でした。
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SHERLOCK/シャーロック(BBC) Season:1/シリーズ1 [PAL-UK][Import]
- 出版社/メーカー:
- メディア: DVD
![SHERLOCK/シャーロック(BBC) Season:2/シリーズ2 [PAL-UK][Import] SHERLOCK/シャーロック(BBC) Season:2/シリーズ2 [PAL-UK][Import]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51gZgJiDNrL._SL160_.jpg)
SHERLOCK/シャーロック(BBC) Season:2/シリーズ2 [PAL-UK][Import]
- 出版社/メーカー:
- メディア: DVD
ヒューゴの不思議な発見・戦火の馬 [映画]
2本映画を観ました。「ヒューゴの不思議な発見」 と「戦火の馬」です。
「ヒューゴの不思議な発見」
公式映画サイト:http://www.hugo-movie.jp/
マーティン・スコセッシ監督の3D映画です。先ごろ行われたアカデミー賞では最多の5部門受賞(撮影賞、美術賞、視覚効果賞、録音賞、音響効果賞)。原作はブライアン・セルズニックの冒険ファンタジー小説「ユゴーの不思議な発明」。1930年代のパリを舞台に、駅の時計台に住む孤児ヒューゴと、映画を作り今は駅の一角で機械じかけのおもちゃを扱う店を営む老人の物語になっています。映像が美しく、また昔のフィルムもところどころ流れ、初期の特殊映画、SF映画を作ったジョルジュ・メリエスの偉業を讃えた映画になっています。
孤児ヒューゴが警官に追われて孤児院に送り込まれそうになりながらも、父親の形見のような機械じかけの人形の修理をし、その人形を動かすハートの鍵を持つ少女に出会います。その少女のおじいさんはかつて映画作りをしていて、ヒューゴが直していた人形にハートの鍵を入れて動かすと、その人形は絵を描くのでした。その絵はまさしくそのおじいさんが作った映画の有名なワンシーンの絵でした・・・。
孤児のヒューゴが主人公なので、何年か前に観た孤児が主役の映画、「オリバー・ツイスト」(ディケンズ原作)を思い出しました。もちろんイギリスとフランスという違い、時代の違い、色彩の華やかさ、映画のタッチが違いますが、「オリバー・ツイスト」同様、子供が観たらすごくいい映画だなあと思いました。この「ヒューゴの~」の映画にはおもちゃ箱をひっくり返したような華やかさがあり、ファンタジー的な要素がたくさんあってまさに夢のようなステキな映画に仕上がってます。イタリア映画の「ニューシネマパラダイス」のように映画好きな人とってもはずせない映画なのかもしれません。ジョルジュ・メリエスなしには今の特殊効果やSF映画などは考えられないと言われ、その道の人にとってジョルジュ・メリエスは神様のような存在らしいのですが、確かに30年代に既に様々な映画のセットやストーリーなどを自ら考えだし映像に残したメリエスの偉業はこの映画の中からも垣間見れ、思わず今も残っているという彼の映画を観てみたいと思わずにはいられませんでした。
しかしながらスコセッシ監督の別の顔(少年のような一面)を覗いたようで、この監督の映画がますます好きになりました。
「戦火の馬」
公式映画サイト:http://disney-studio.jp/movies/warhorse/
スティーブン・スピルバーグ監督映画。 BBCの「Sherlock」で主演のシャーロックを演じたベネディクト・カンバーバッチが出演しているということで観ましたが、カンバーバッチは英国軍の司令官役でちょっとしか出ず残念でしたが、この映画自体が素晴らしかったので大満足でした。
主人公は馬のジョーイ。思わずアメリカのテレビドラマのラブコメ「Friends」のJoeyジョーイを思い出してしまいましたが、そんなお茶らけた話でなく、馬のジョーイを通して描かれた感動作になっていました。イギリスの農家の少年アルバートが育てた馬ジョーイは、戦争が始まると騎兵隊に売られ、イギリス軍からドイツ軍、ドイツ軍の兄弟たちの手からフランスのおじいさんと一緒に住む少女の手へ、そしてまたドイツ軍、イギリス軍・・・と戦火を渡り歩きます。
特に心を動かしたのはドイツ軍とイギリス軍の間で戦っているとき、このジョーイが両者の境界線上の有刺鉄線を体にぐるぐるにからめながら走り回り、しまいには力尽きて倒れこんでしまい、それを見かねたお互いの兵士たちが白旗を掲げながらお互いに歩み寄りこのジョーイのぐるぐる巻きの針金を取り除いてあげ、ちょっとした友情が芽生えるシーンでした。ほかにも兵士になって参戦したアルバートが目に傷を負い、目が見えないのにジョーイがいることを察知し、またジョーイもそれにこたえるようにアルバートの吹く口笛を聞き分け、アルバートの近くに走り寄るその場面は素晴らしかったです。また戦後にジョーイは軍のものとしてセリにかけられアルバートはなけなしの金すべてをもってしてでもセリでジョーイを落とすことができず、結局フランスの少女のおじいさんが孫娘のために競り勝ったのですが、ジョーイとアルバートの間にある絆を見て、そのおじいさんはアルバートにジョーイを譲るシーンもステキでした。
馬好きな人には必見の映画でしょう。戦争映画は苦手な私でしたが、戦争を描きながらも馬の目を中心に描き、主にアルバートとジョーイの絆の物語であるので、その点は戦争映画が苦手な私にはとても良かったです。スピルバーグ監督映画は久々でしたが、この映画も本当に素晴らしかったのでおすすめです。
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ヒューゴの不思議な発明 オリジナル・サウンドトラック (Howard Shore / Hugo - original soundtrack) [日本語帯・解説付輸入盤]
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Howe Records / King International
- 発売日: 2012/03/23
- メディア: CD
![ジョルジュ・メリエスの月世界旅行 他三編/映画創世期短編集 [DVD] ジョルジュ・メリエスの月世界旅行 他三編/映画創世期短編集 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iixWH4DsL._SL160_.jpg)
ジョルジュ・メリエスの月世界旅行 他三編/映画創世期短編集 [DVD]
- 出版社/メーカー: 有限会社フォワード
- メディア: DVD
おまけ:
いとこの結婚式に行ってきました。川越の氷川神社での結婚式でした。巫女さんの舞いを奉納してとっても素敵な式でした。また披露宴ではおいしいものがたくさん出ました。鯛、ふかひれ、鮑、伊勢海老、ホタテ、サーロインステーキ・・・。最後は土地柄、狭山茶で締めたのもなかなか良かったです。食事の写真↓だけアップしました。サーロインステーキは食べてしまってあわてて写真を撮りました。その場でコックさんが焼いてくれたのでアツアツでおいしかったです。また随処に桜を使ったもの(スイーツや桜茶、桜のシャンパン、桜の花のいけばな、桜の箸置きなど)の嗜好もステキでした。帰りには桜の花をいただいてきました。
最高の人生をあなたと わが母の記 [2012年試写会]
今年に入って観た映画は「最高の人生をあなたと」と「わが母の記」。
まず「最高の人生をあなたと」
公式映画サイト:http://saikou-jinsei.com/pc/
フランス・ベルギー・イギリス合作映画。イザベラ・ロッセリーニ、ウィリアム・ハート主演。60歳老夫婦のロンドンを舞台にした物語。
イザベラ・ロッセリーニの名前を見て、イングリッド・バーグマンの娘とピンときました。かなり前に「カサブランカ」を見てバーグマンが一時大好きになり、一気に彼女の出演する映画を観ると同時に彼女が書いた「マイストーリー」という本を読み、ロッセリーニ監督と駆け落ちし結婚してその子供が女優さんになっていると知りました。その子供イザベラはバーグマンの面影をすごく残していて一目見てすぐ母親のバーグマンを思い出させました。ちょっと調べたら、このイザベラ・ロッセリーニはデ・ニーロやディカプリオとよくタッグを組むマーティン・スコセッシと結婚していたり、ブラッド・ピットやジョニー・デップ、松山ケンイチなど多くの俳優陣が尊敬してやまないイギリスの俳優ゲイリー・オールドマン(最近ではBBCのSherlockで主演を務めるベネディクト・カンバーバッチとともに「裏切りのサーカス」に主演)と一時は同棲していたこともあると知り、私が気になるいろんな人たちとみんなつながってしまって面白いなあと思いました。
肝心の映画ですが、60歳まじかの夫婦の物語なのであまり感情移入できず、微妙に楽しめなかったです。日々の生活の擦れ違いからふたりがどんなふうになるかを描いていましたが、ひとまず最後はハッピーエンドにまとまっていました。60歳くらいになったら少しはこの映画がわかる、わかると思えるのかもしれませんが、どうでしょう。もう少し映画のタッチをコミカルに描くとか何かの工夫があったらよかったのかもなあと思いました。
コミカルといえば今フジテレビで放送中の「最後から二番目の恋」(小泉今日子、中井貴一主演)を楽しみに観ています。コミカルでテンポのいいセリフ、つい頷いてしまうようなセリフが魅力的。結婚せずに仕事を続けて気がついたら40歳代という主人公と結婚はしたけれどいったい私の人生どうなの?という別の40歳代。ちょっとふらふらしてる30歳代の登場人物たち。こちらのドラマのほうがより自分に近い設定なので共感できるのかもしれません。
「わが母の記」
公式映画サイト:http://www.wagahaha.jp/
井上靖原作。脚本・監督は「クライマーズ・ハイ」の原田真人。役所広司、樹木希林、宮崎あおい、ミムラ出演。第35回モントリオール世界映画祭審査特別グランプリ受賞。プサン、シカゴ、ハワイ、インドなどの映画祭にも招待された作品。
作家井上靖の母親と自分、そして家族のことを描いている映画でした。母親がどんどんボケていき、そして自分は幼い時に8年間も別のところに預けられ半分捨てられたと思い込んでいる息子。しかしそれは母親がそうしたくてしたことでなく、とても心配し気遣いながらもした母親の愛情を最後には知る息子でした。
時代が今流行りの昭和の時代なので、とても落ち着く感じでした。撮影で実際に使ったのは井上靖が家族とともに暮らした世田谷の自宅で、書斎もそのままに撮影されてます。またほかにも故郷の伊豆湯ヶ島、軽井沢、富士山などの美しい風景も交え、樹木希林のおばあちゃん役がとっても冴え、良かったです。ちょっとしんみりとくる映画でした。














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