So-net無料ブログ作成
検索選択
前の5件 | -

エクス・マキナ [イギリス映画]

『エクス・マキナ」を観ました。

エクス・マキナ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

エクス・マキナ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • メディア: Blu-ray

AI(人工知能)対人間の心理戦の対決。SFスリラー。第88回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。
プログラマーとして働くケイレブ(ドーナル・グリーソン)は森林にぽつねんとある社長ネイサン(オスカー・アイザック)の別荘に招待され、実験に参加することになる。それはAIを搭載したエヴァ(アリシア・ヴィキャンデル)という女性のロボットの性能を調べるものだったが、会話を毎日するうちにお互いに惹かれあっていくのでした…。

部屋でケイレブとエヴァが話をするとき、いつも社長のネイサンはその会話をモニターで見ています。時々電源が落ちてしまうと、モニターには映らず二人の会話も聞かれないため、エヴァはその時を狙っていろいろケイレブに言ってきます。最初は「ネイサンを信じないで。信じてはダメ。彼は嘘つきだから」というもの。そこから「(ケイレブと)ずっと一緒にいたい」「私をここから救い出して」「人ごみの雑踏の中を一緒に歩いてみたい」といったようなことを次々と言ってきます。ケイレブもその気になり、ネイサンが酒に酔ったときにカードを盗みコンピューターにアクセスし部屋の鍵を全部解いてしまうのです。

でも結果は、ケイレブは置き去りにされエヴァだけが外の世界へと旅立ちました。エヴァがケイレブに愛情を抱いたわけでなく、そういうことにしておき彼を利用して外へ脱出する手段としてケイレブを利用しました。AIは人間の心理戦に見事勝ったのです。ぞっとするような世界でした。また発明者のネイサンは別のロボット京子に刺され、エヴァにも刺されて亡くなってしまいました。

途中でケイレブがたくさんの女性のロボットをロッカーの中から見つけ、人間だと思っていた京子と呼ぶ女性すらロボットであることにショックを受け、自らの腕を切って血を流します。それはまさに自分は生身の人間であることを証明するかのようでした。そんな状態ではそうしないと気が狂いそうでした。その気持ちがとってもよく分かり、強く胸に残るシーンでした。

これからのAI。どんな風になっていくのでしょう。AIによって人が殺されてしまう世界やAIに恋して人が振られる世界がこの映画のように来るのでしょうか?ちょっと怖い世界を描いた映画でした。

「リリーのすべて」でエディ・レッドメインと共演したアリシア・ヴィキャンデルが気になっていたので、この作品を観たいとずっと思っていました。観たらびっくり。「アバウト・タイム 愛おしい時間について」に出てたドーナル・グリーソンまで出ていたのですから。そして彼の作品も観たいと思いつつ、追えずにいることを思い出しました。二人が出ているこの作品を観れて良かったです。


nice!(14)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

僕だけがいない街 [日本映画 ドラマ]

「僕だけがいない街」を観ました。

僕だけがいない街 スタンダードエディション [Blu-ray]

僕だけがいない街 スタンダードエディション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • メディア: Blu-ray



三部けい原作の大ヒットコミックを実写映画化。自分の母親が何者かに殺されると、何故か18年も前にタイムスリップしており、小学生の自分がいた。「リバイバル」と主人公が呼ぶ現象がそれ以前から度々主人公の身に起きていたのですが、最初何故いきなり小学生に戻っているのがわかりません。しかしその時点から戻ってやり直しをしなければ母親救えないと悟り事実を変えていきます。その当時の小学生殺人事件を解決しなければ母を救うことができないとわかり、その時に「リバイバル」する度に主人公は奔走します…。

主な人物は次の通り。売れない漫画家でピザ屋でバイトをしている藤沼(藤原竜也)。同じバイト仲間でプロのカメラマンを目指す愛梨(有村架純)。女手一つで藤沼を育ててくれた母親(石田ゆり子)。そして小学生の藤沼(中川翼)と彼によって児童虐待から逃れて命拾いした同級生の加代(鈴木梨央)。またその時の担任の先生の八代(及川光博)。

特に光っていたのは小学生を演じていた本当の小学生の中川翼くんと鈴木梨央ちゃん。二人の演技に脱帽でした。また母親の石田ゆり子さんはちょっと若過ぎてきれいすぎてミスキャストだったかも。母親殺しと放火の罪が藤沼や愛梨に降りかかるのですが、なぜ警察に説明をせず逃げ回るのか理解に苦しむところもありましたが、映画の流れが全体的にスムーズで、この映画の世界に入り込みやすく結構夢中になって観ました。そういう点ではすごくいい映画でした。また最終的には小学生殺人事件の真の犯人を突き止めた一方、自分が犯人に刺されてそのまま亡くなってしまう、結果的には自分が亡くなって母親は救われ、彼が描いた漫画だけが残りその漫画は過去を修正したために大して関わりのなくなってしまった愛梨の愛読本となって彼女を力づけているのですが、その最後の自己犠牲的なところや、あちこちにちらほらと胸にグッとくる箇所もあったりで、ちょっとテレビドラマの「未来日記」や映画の「GANTZ PERFECT ANSWER」を思い出させました。

原作を読んでいる人からするとこの映画ははずれ、ということになるらしいのですが、私は原作を知らないので、少し唐突すぎておかしなところもご愛敬でそれなりに楽しめ良かったです。やはりタイムトラベルものは大好きだと思いました。観れて良かったです。


nice!(13)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

湾生回家 [台湾・香港映画]

汐留FSにて「湾生回家」を観てきました。

以前「函館珈琲」を観る前にトークイベントの司会をした配給会社の人がまた今回も登場して、トークイベントの司会をしていました。この映画の日本側のプロデューサーと映画に実際に出たお二人(湾生と言われる台湾で生まれ育った日本人お二人)がゲストでお話をしていきました。

ポスター画像

映画公式サイト: http://www.wansei.com/

湾生とは戦前の台湾で生まれ育った日本人を指す言葉。約20万人もの湾生がいると言われています。下関条約の締結された1895年から1945年までの約50年間、台湾は日本の統治下でした。しかし敗戦後日本本土に強制的に送還されることとなり、わずかな食料と服、現金を持って日本に引き揚げてきました。この映画はこうした人々の台湾に思いを馳せる人々のドキュメンタリー映画です。

台湾が日本統治下にあったのが50年もの長きにわたっていたことにまずビックリです。統治下にあったことを知っていてもせいぜい10年くらいかと思っていました。また引揚者の話はいろんなところで見聞きしていますが(朝鮮半島だったり、中国だったり)、台湾の引き揚げの話を見聞きするのは今回が初めてでした。

朝鮮半島や中国からの引揚者たちが大変な苦労をして時には命からがら、時には自分たちの命を守るために自分の子供が泣き止まないと敵に居場所を知られて自分たちの命も危ないからと子供の首を絞めてしまった話など悲惨な話がたくさんありますが、この台湾からの引揚者の人たちは、そういったほかの地域の引揚者たちと比べたら比べ物にならないくらいとっても幸せだったのだなあと思いました。(もちろん、着の身着のままで引き揚げているのでその後の日本での苦労は大変だったと思いますが…)

その証拠に、この映画に出てくる湾生の人たちは、幼い頃過ごした台湾のいい思い出を語り、また実際に日本に移り住んでから何十年ぶりかに台湾に再訪するも、懐かしい気持ちになっていろいろ思い出し、その思い出がほとんど素敵な思い出ばかりなので、昔を懐かしむ、故郷を思う一般の人たちと何ら変わらないと思いました。普通に変わりなく台湾を故郷と思っている湾生の人たち。観ているこちらもノスタルジックな優しい気持ちになるような映画でした。

あまりドキュメンタリー映画好きではないのですが、この映画はよかったです。湾生という人たちの存在も知ることができて。そしてちょっといい映画だなあと思ったら、岩波ホールでやるとのことでした。なるほど!と思いました。 台湾でもヒットしている映画らしいです。


nice!(11)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

シークレット・オブ・モンスター [フランス映画]

ニッショーホールで「シークレット・オブ・モンスター」を観てきました。

イギリス、ハンガリー、フランス映画です。

ポスター画像

映画公式サイト:http://secret-monster.jp/

結構怖い映画でした。特に音楽が心臓に悪くて、音楽だけでも十分怖い映画でした。サルトルの短編小説「一指導者の幼年時代」から着想を得て、脚本を完成させたコーベットは監督業も兼任。ヒットラーの幼少期もこんな風に形成されていったのかと思わせるような映画でした。

第一次世界大戦終結後にアメリカからフランスへと送り込まれた政府高官の一家。数か国語を操る信心深い妻と息子がいたが、政府高官の夫は家庭の一切を妻に任せきりにしていた。家にはたくさんのお手伝いさんがいて、中の一人が息子を溺愛していたが、息子の教育にならないと母親はこのお手伝いを解雇。また息子にはフランス語を学ばせるために家庭教師を雇ていたが、そのうち息子は自分一人で学んでいけるといい出し、家庭教師も来なくなる。

息子はある時は教会で人々に石を投げつけたり、ベッドの上で飛び跳ねたり、また家に客をもてなしているときに裸で家の中をうろうろしたり、食事の前のお祈りを母親からお願いされると「そんなの信じてたことない」と大声で何度も何度も客の前で騒ぎ…、と色んな事件を起こします。よくある子供のさもない事件と思いがちですが、最終的にはヒットラーのような独裁者になってしまいましたとさ、という結末。ぞっとしました。

映像も古くて大きな由緒正しき家が舞台で、とっても荘厳な家が舞台ですが、 暗く重苦しい雰囲気がまるでこの子供の人生をがんじがらめにしているかのよう。重苦しさが映画全体を覆って、かなり気の滅入る映画でした。

また子育てはいったい何が正解で、一体何がダメなのか、難しいのだなあと思った作品です。 


おまけ:

久々の試写会でした。他にも「湯をわかすほどの熱い愛」「ぼくの妻と結婚してください」の試写会もありましたが、予定が合わず観に行けませんでした。両方とも涙なしには観れない映画らしいので、また泣きたい気分になったら観てみたいと思います。


nice!(10)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

村上春樹とイラストレーター ほか [本]

最近読んでた本です。

村上春樹とイラストレーター -佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-

村上春樹とイラストレーター -佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-

  • 作者: 村上春樹
  • 出版社/メーカー: ナナロク社
  • 発売日: 2016/07/03
  • メディア: 単行本

村上春樹の本を彩ったイラストの数々が載っている本で、芸術の秋にピッタリの本でした。村上春樹ファンなら結構楽しめると思います。佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸の4人のイラストが、懐かしくもほのぼのとしました。特に私は「羊をめぐる冒険」から春樹ワールドの虜になったので、この本の羊男を描いた佐々木マキのイラストが大好き。羊男の絵本とかも懐かしく思いました。また何といっても安西水丸が圧倒的に村上春樹と組んでたくさんのイラストを描いてきたので、そして本当に可愛らしい絵なので、見ているだけで楽しい気分になる。イラストレーターのそれぞれの思いや、対談なんかも書かれてある本でした。

奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」

奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」

  • 作者: ジョン ガイガー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/09
  • メディア: 単行本

角幡唯介の本の中でも度々出てくるこの本のことや、いわゆる「サードマン現象」のこと。今回やっと読んでみました。探検家の多くが生命のぎりぎりのところで生きていた時、しばしば「サードマン現象」が起こると言われています。いるはずのない第三者がすぐそこにいる、というのです。海に出て遭難した7人の乗組員が人数を数えたら8人いたとか、自分一人で骨折し凍傷になりながら下山する時、確かに自分に寄り添って一緒に下山し的確なアドバイスのようなものをもらえたとか、それはそれは多くの人たちが体験しているサードマン現象。日常生活においても医学部に入るための勉強を猛烈に行い、ほとんど寝ていず、夢の中でも勉強するくらいに根を詰めてやっていた時、サードマン現象を体験したと著者の友人がまえがきにも書いています。

脳のある特定部を刺激すれば同じようにサードマン現象を作れるという実験が行われたり、それは守護天使であるとか、幽霊ではないか、あるいは極度の疲労に苦痛、欠乏があったとき、あるいは単調さと隔離、できれば一人という条件にストレスが加わったときなどサードマン現象が起こりやすいといっています。それは激しい体力消耗や単調さで感覚上の幻影や幻覚ではないか、そして血糖の濃度低下や高所脳浮腫、低温ストレスのよる症状ではないか、あるいは窮地に立たされた人しか使えない普段は隠された力を引き出すもの(心理学では補完的存在というらしい)なのか、依然として謎ですが、たくさんの経験談も書かれていてとても面白いと思いました。

何よりこのサードマンは皆、好意的で、時に予言めいたものまでしてくれ、いい方向に導いてくれ、出会った人は皆全く怖くはなかったと言います。

腕を切ってしまったのにまだ腕があると思ってしまう幻肢体験や、金縛り体験にも似通ったことかも知れません。体が疲れているのにもう起きないといけないと思って起きれないときに、私は良く金縛りになっていました。特に学生の時、夏休みで水泳を思いっきりした後、昼寝していた時は特に。こういう本は本当に興味深く大好きな種類の本だなあと思いました。

そういえば角幡さん、先日たまたま見たNHKで取材を受けていました。北極圏への単独冒険に出かける何日か前の様子の取材だったのですが、自分でチョコレートときな粉とごま(だったかな?)を入れた高カロリーですぐに食べることのできる食べ物を自宅で作っていました。GSPなどの文明の利器を使うことなく、六分儀という天体の位置によって自分の位置を割り出すものを使って冒険をするとのことで、今ごろ、これを使いながら冒険の真っ最中だろうなと思います。可愛らしい奥さんとお子さんのためにも無事に戻って、わたしたち読者をまた楽しませてほしいなあと思います。それにしても縁あるものとか人には、たまたまかけるテレビでもこうして出会ってしまうのが、やはり楽しいなと思った出来事でした。

海外旅行熱、急上昇して急降下 つれづれノート 30 (角川文庫)

海外旅行熱、急上昇して急降下 つれづれノート 30 (角川文庫)

  • 作者: 銀色 夏生
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2016/09/22
  • メディア: 文庫



2016年の1月から6月までのつれづれ。今回は、ベトナム(フエやホイアンなど)ニュージーランド(ワイタハ族のセレモニー)、スリランカ(仏像と寺院巡り)、ベトナム(再びのホイアン)、インドラダック(アンズの桃源郷)の旅行記と、ジムでの運動、英語の短期授業、宮崎に戻って温泉に入り、整理整頓に火がつき、ものを片付けたり、アロマに凝ったりの日々。

個人的には旅行ではニュージーランドとインドは私も行っているので雰囲気はわかったけど、ニュージーランドの彼女の旅は結構スピリチュアルな旅だったので、ちょっと知らない世界だったので面白かった。インドラダックは、だいたい彼女と観てきてるものは一緒かなあと思ったけれど、私自身は全部個人で廻りしかも長期なので(ニュージーランドも2か月くらい、インドに至ってはラダックだけで1か月、他のインドの地域も含めると一番長くいたときで半年、他にも3か月とか、2か月とかいろいろなので)彼女が半年の間によくもまあこんなにいろんなところに、一つの国に1週間くらいで行っているというのが何となくもったいないかなと思ってしまいました。でも思い立ってすぐに実行できるというのは、やはり恵まれていて、自由を手に入れている彼女ならではなんだなあと感心してしまいます。こんなにも時間的にも金銭的にも周りの状況に自由にあるのは羨ましい。

彼女のこのつれづれに期待するのは、普通の日常生活なんだなあと今回のこのつれづれを読んで強く思いました。でも彼女の感じ方、物の見方など共感したりホッとすることが多く、やはり新刊が出るたびにワクワクして読む本の一冊です。

そういえばこの本ではシンクロがあり楽しかったです。彼女が出会ったおばあちゃんが、「60歳の時は楽しかった、70歳はもっと楽しいはず」みたいなことを言っている文章があったのですが、つい先日新聞で見た記事に「65歳から75歳までは至福の時よ」と言われたと読者の方の投稿記事を目にしたばかりだったし、また「100歳の世界」というつい先日観たテレビ番組では、100歳以上生きているお年寄りが身体能力も何もかもが劣ってきているにも関わらず「今が一番幸せ」と言っているというのを観て長生きするのも悪くないかも、100歳まで生きてその境地を覗いてみたいと思ったばかりだったでした。つれづれノートはやはり、私にとっては読むべき本なんだなあと思ったのでした。


おまけ: 

1か月以上もブログ更新せずにいました。特に理由はないのですが、書く気分になれなかったというのが一番です。かなりストレスが溜まっていて、そのストレスを発散させる手段に有効だというちょっとした運動を再開し、またマインドフルネス=いまここにいる、気づき(瞑想、呼吸法)も再開させました。本当は日記もつけるといいらしいので、時々気が向いたら書いてます。こんなことは若い時バックパッカーをして世界旅行していたときは普通にやっていたことでした。そしてストレスの発散の仕方も良く知っているし、自分ではそういうことのコントロールがとってもうまいと思っていたのですが、どうもそうではなかったようです。

既に旅行中に学んでいて知っていたのに、すっかり忘れていた自分がちょっとショックでした。でもそこは昔取った杵柄とばかり、やり始めると楽しくなってます。皆さん、運動+マインドフルネス+日記はすごくいいです。ストレス軽減にお勧めです。特にマインドフルネスは、ストレスを軽減するだけでなく、睡眠の質も高まり(たった10分ほどの瞑想で2時間ほどのレム睡眠に匹敵するらしい)記憶力、集中力もアップします。海馬も大きくなるとか。お勧めです。


nice!(7)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:
前の5件 | -
メッセージを送る