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スポットライト~世紀のスクープ [アメリカ映画 賞受賞]

「スポットライト~世紀のスクープ」を渋谷ユーロライブで観てきました。

ポスター画像

映画公式サイト:http://spotlight-scoop.com/

アカデミー賞作品賞、脚本賞W受賞。世界の様々な賞の受賞、ノミネートが実に211個と宣伝されています。アメリカの新聞ボストン・グローブ社がスポットライトという欄に載せる特ダネを追った真実の物語。カソリック教会の神父による児童の性的虐待を長らく放置し、教会が問題ある神父を何度も異動だけさせ組織的に見て見ぬふりをしていた事実を暴き、そういった問題ある神父とその被害者たちの証言を600回にもわたって記事にした精鋭の4人の新聞記者たちのドラマ。

観ていて胸が痛かったです。純粋無垢な子供たちが町で誰からも尊敬を集めている神父によって性的虐待を受け、それも小さな新聞社に何度か記事が掲載されても、1970年代の敬虔な信者たちがほとんどの社会では全く相手にもされず、また裁判も教会の権力でもみ消しにされその記録もありませんでした。それは弁護士を立て被害者と教会の直接のやり取りだけの示談で終わっていたからでした。そして大手の新聞社ボストン・グローブ社にもその問題ある神父のリストが弁護士によって送られてきても無視され長い間放置されていました。当時から問題ある神父たちはただ異動を繰り返すのみで、また新天地でも同じような事件を繰り返すといったことが続き、問題解決には至らず長年秘密にされていたのです。

それが2002年の1月に90人近い神父たちの児童への性的虐待としてボストン・グローブ社の一面に掲載され、ようやく明るみに出ることになりました。記事が出ると朝から新聞社の電話は鳴りっぱなしでした。多くの被害者たちが名乗りを挙げたのです。記者たちは2001年の9・11をはさみ、大変な忙しさの中で取材を続けてやっと記事にしたのです。実に全体の神父の6パーセントが問題ある神父で、ボストンのみならず全米各地にそういった神父と被害にあった子供たちがいました。最後にその都市名が羅列されて出てくるのですが、読み切れないほどたくさんの都市名が並び、胸が張り裂けそうでした。

教会という大きな権力を持ち、それなりに尊敬も受けている人たちの信頼が揺らぎ、またそれによってお金を稼いでいた弁護士やら、情報をもみ消してしまった70年代の新聞記者など、真実に向かい合わなかった人々が浮かび上がります。また何より被害にあった子供たち、そして加害者の神父たち、そして衝撃的なのは問題を起した神父の中にも子供のころ性的虐待を受けていたという事実。

映画のテーマがテーマだけに本当に気分悪くなりますが、その一方で使命感に燃えて教会や社会を敵に回しても真実を暴こうとした新聞記者に頭が下がる思いです。

映画はテンポが良く、新聞記者の健闘ぶりがよくわかる映画でした。好きな女優さん、レイチェル・マクアダムスも出ていたので観れて良かったです。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2016-04-11 22:14) 

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