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母と暮らせば・赤めだか・坊ちゃん [二宮和也(嵐・ニノ)]

「母と暮らせば」を観ました。

母と暮せば [Blu-ray]

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  • メディア: Blu-ray

山田洋次監督作品。井上ひさしの広島を舞台にした「父と暮らせば」の対となる作品で、「母と暮らせば」は長崎が舞台。日本アカデミー賞作品賞受賞、同最優秀主演男優賞受賞(二宮和也)同最優秀助演女優賞受賞(黒木華)、同優秀脚本賞受賞(山田洋次・平松恵美子)同優秀主演女優賞受賞(吉永小百合)同優秀助演男優賞受賞(浅野忠信)のほか、キネマ旬報主演男優賞受賞(二宮和也)同助演女優賞受賞(黒木華)などたくさんの賞を獲っています。

原爆で亡くなった医大生の浩二(二宮和也)は、亡くなってから3年経って母(吉永小百合)の前に突然現れ、母と思い出話に華を咲かせる。恋人の町子(黒木華)のことが気がかりで、もう自分を諦めいい人がいたら結婚してほしいと母に言うようにお願いする。そして実際に町子は同じ学校の教員仲間の黒田(浅野忠信)を連れ、婚約者であると紹介するのでした…。

所々涙が流れ、胸が痛かったです。今、自分がこの世に生きていられるのもこういった人たちの犠牲の上にあり、この生自体にも感謝しなければバチが当たるなあと改めて思いました。本当に生きたくても生きられなかった人たちが大勢いて、この映画の中の浩二もまたその中の一人で、彼の死によって母も恋人の町子も胸が張り裂けそうな大変な思いをし、それでも尚生きていかなければならない、しかも物がなくて魚が手に入ると言っては喜び、小豆が手に入ると言っては喜びしているのです。戦争映画は胸が痛いので、観るのに勇気がいります。でもやはり時々は観て今ある幸せに気づかないといけないのだなあと思います。この映画は母子の愛がたくさん溢れて観ていてほっとし、この母子の優しい時間がとっても貴重なものだと気づかされます。

また浩二や、町子が生前付き合っていた頃のことをそれぞれが回想するのですが、二人が部屋の中でいるシーンが、とっても可愛らしくていいなあと思いました。顔を突き合わせてキスしそうになるのに町子が「浩二さんの目の中に私が映っている」と笑ってキスのタイミングを逃すシーンや、やはりここぞキスのタイミングというところで、母親が二階の彼らのいる部屋にやって来る足音が聞こえ、接近していた二人が一気に知らんぷりしているシーンなど、初々しい感じが本当にキュートでした。ニノと黒木華さんがとってもお似合いで、観ているこちらまで心弾んでしまいました。長崎弁も何か良かった。

ニノはこの作品で他の俳優さんたちを押しのけ、堂々と日本アカデミー賞主演男優賞を獲ってしまったのですからすごいです。そしていい作品に出ているなあと思います。これからも俳優としてのニノを応援していきたいと思いました。


おまけ:

半年以上前になりますが、ニノが出ていた「赤めだか」と「坊ちゃん」のレビューを書いてそのまま放置していました。この機会に一緒にアップするのがいいと思いアップすることにしました。

年末年始のニノが主役のドラマ「赤めだか」と「坊ちゃん」

両方とも良かったです。特に「坊ちゃん」がメチャクチャ良かったです。

「赤めだか」

立川談志の元に弟子入りする立川談春の青春グラフィティ。出演する人たちが本物の落語家まで出ていてちょっと面白かったです。柳家喬太郎、春風亭昇太、春風亭小朝、中村勘九郎、三遊亭円楽…。落語家ファンなら楽しくなってしまうドラマだったかもしれません。師匠役のビート・たけしがちょっと滑舌悪くて何言っているのか聞き取れないところがありそれが残念でしたが、主役のニノはもとより、宮川大輔、濱田岳など脇を固める人たちも皆うまかったです。さだまさしまで出てたのにはびっくりしましたが…。

それにしても談志という人は、落語協会を飛び出て弟子を取って芸を教えるにもお金まで取って教えるという人だというのだから驚きです。よくもまあこんなところに談春は行ったものだ、と思います。しかも立川志の輔も一番弟子なのですからまたも驚き。築地に行って一年働いて来いと言われればそのまま築地に働きに出かけるのですから、すごいものです。落語家を目指して途中挫折する者、後から入って先輩をどんどん追い抜いていく者…どの世界も大変だなあと思いました。

追記:この「赤めだか」はギャラクシー賞2016年1月度月間賞、放送文化基金賞・テレビドラマ部門最優秀賞受賞を獲りました。

「坊ちゃん」

夏目漱石の「坊ちゃん」が大体がこんな話だったかもしれないけれど、細かいところがこんなだったかな?と原作を読み返したい気分になりました。たぶん、いろいろ脚色していると思うのですが、これはこれとしてとっても良かった。

主人公坊ちゃん(二宮和也)の一途でまっすぐな感じがとっても爽快でした。「正直者が馬鹿を見るなら不正直者はもっと馬鹿を見るはずだ」「人にも自分にも、嘘をつくのだけはまっぴらごめんだ」と言い切る坊ちゃん。そして住み込みの女中の清(宮本信子)だけがいつも「坊ちゃんはまっすぐで、立派な気性です」と褒めて讃えてそれが坊ちゃんの頭の片隅にいつもあり、時々清のいろんな言葉を思い出しては短気な気性を自分で戒めたりもしています。赴任先の松山中学では数学教師のヤマアラシ(古田新太)だけが、坊ちゃんの良き理解者で援護もしてくれ、友情を育み、そして次第に坊ちゃんの影響で周りの人も自分に素直にまっすぐになっていくのがとっても気持ち良かったです。人は人にこうして影響を及ぼしていくのなのです。両想いの英語教師(山本耕史)とマドンナ(松下奈緒)が一緒になれるのもラストも良かったです。原作は違うと思うのですが‥。ニノの演技はさすがだなといつも思います。たぶん坊ちゃんの役は20歳そこそこだと思うのですが、全然違和感なくてとっても清々しい。爽やかで観ててスカッとしました。

赤めだか [Blu-ray]

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坊っちゃん [Blu-ray]

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2016-06-26 16:49) 

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