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さあ帰ろう、ペダルをこいで [ブルガリア・スロベニア映画]

「さあ帰ろう、ペダルをこいで」を観ました。

さあ帰ろう、ペダルをこいで [DVD]

さあ帰ろう、ペダルをこいで [DVD]

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2013/04/02
  • メディア: DVD

2008年のブルガリア、ドイツ映画です。1983年の共産党政権下のブルガリアから自由を求めてドイツに移った一家が、25年後に久々にブルガリアに戻る途中、交通事故で父と母が亡くなり、その子供サッシ(カルロ・リューベック)は生き残ったものの記憶喪失に。心配した祖父(ミキ・マイノロヴィッチ)が見舞いに来て、孫の記憶を取り戻すために二人でタンデン自転車に乗ってブルガリアへ里帰りするロードムービーです。

第12回ソフィア映画祭最優秀ブルガリア映画賞&観客賞受賞、第24回ワルシャワ国際映画祭審査員特別賞受賞作品。

共産党政権下の不穏な時代の思い出と、記憶喪失になった孫の記憶を取り戻す開放的な自転車の旅が交互に映し出され、またバックギャモンというゲームがフューチャーされ、おじいさんとバックギャモンの人生哲学みたいなものが輝き、とっても素敵な映画になっていました。ブルガリア映画は初めて!?観たと思うので、そういう意味でも良かったです。またロードムービーが好きなのでそれに惹かれて観ましたが、観た後の爽やかな感じも良かったです。ブルガリアが1983年ごろにはこんな息苦しい時代であったということを知るだけでも価値がありました。

ブルガリアから逃げ出した一家を待ち受けていたのはイタリアでの難民収容所で、そこでは足止めを食らいます。毎日朝昼晩来る日も来る日もパスタを食べ続ける日々。父親は闇でバックギャモンをしてお金を工面し何とかドイツに一家で行くことができたのでした。1983年当時、ブルガリアでは同じ共産圏のキューバから砂糖が輸入され、ソ連のブレジネフが亡くなるとその追悼に人々が駆り出され、また反政府の言動をする祖父の見張りをその義理の息子がするよう上層部から指令され、それを拒否すれば生活の保障はないと脅されます。それに嫌気がさして祖父たちを残しドイツへを目指したのです。街のカフェではバックギャモンをしていて、祖父はバックギャモンのチャンピオンでした。祖父役のミキ・マイノロヴィッチがまたいい味を出していてうまいなあと思いました。

共産党政権下の時代に生まれたら本当に大変だなと改めて思うとともに、今のブルガリアはもっと生きやすいでしょうが、どこの国の人も人がもっともっと自由に羽ばたいて生きやすい時代に更になったらいいなあと思いました。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2017-02-25 13:39) 

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