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青の炎 [二宮和也(嵐・ニノ)]

「青の炎」を観ました。

ニノ主演なので観ないとなあと思いつつ、観ていませんでした。やっと観れて良かったです。先ごろ亡くなった蜷川幸雄氏の監督、脚本でもあります。

青の炎 Blu-ray

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2003年の二宮和也(ニノ)主演映画。貴志祐介の原作を映画化。

母(秋吉久美子)と妹(鈴木杏)と共に住む秀一(ニノ)の前に、母と昔離婚した義父(山本寛斎)が現れ奇妙な生活が始まる。義父は昼間から飲んだくれ暴力や金の無心をし、それが許せないと思った秀一は、義父の殺人を思い立つ。ネットで殺し方を探り、他人に成りすまし私書箱を使い毒物を手に入れ、電気ショックでうまく義父を殺したと思った矢先、今度は同じクラスメイト石岡に、自分が学校を抜け出し海岸沿いを自転車で走り家に急いで戻り、また学校に戻ったのを目撃され、義父殺しを感づかれてしまう。そして30万円を脅されると、今度は石岡に自分が働くコンビニ強盗を仄めかし、事故に見せかけ石岡をも殺してしまう。その後、義父殺しを見逃していた刑事(中村梅雀)が、石岡が見つけて隠していた義父殺しの時の物的証拠を見つけ、義父殺しも石岡殺しもすべて秀一がしたことだと明らかになる。学校の皆とお別れをしたいと一日の猶予をもらった秀一は、心を通わせていた紀子(松浦亜弥)と話をして、また自転車に乗ると今度は大型トラックに自ら突っ込んでしまうところで、物語は終わる…。

とっても重苦しい映画でした。ストーリーをなぞるだけでもやるせない気持ちになります。義父殺し、友人殺し、そして自殺と、一つの映画に3つもの死が出てくるのですから当然といえば当然ですが。そしてこんな風にならないように何とかできなかったか、とっても心が痛みました。義父はガンにかかっていて、自分の本当の子供である妹を見に来ただけだと後から秀一は知って、義父を殺す必要はなかったと悟るのですが、それは後の祭りでした。

いい場面だなあと思ったのはロードレーサーに乗っていた秀一を見て、刑事がロードレーサーを買って乗っている様子を秀一が見かけていたのですが、「どうしてロードレーサーを買ったのですか」と質問する秀一に刑事は、「少しでも(君の)気持ちを知りたかったから」と答えたとき、とってもグッとくるものがありました。また学校で同じ美術部に入っていて心を通わせていた紀子が「自分が好きなものをノートに書くと心が落ち着く」と秀一にいい、秀一が「好きなものがないときにはどうしたらいい?」と聞くと「嫌いなものをノートに書いて燃やすといい」といったセリフはとっても素敵でした。

クリント・イーストウッドが、この映画を観て、ニノの演技力を評価して彼に役を与え特別に設定を変えたという逸話がある通り、本当に彼の演技は光っていました。クリント・イーストウッドが評価するまでもなく多くの人たちがこの映画のニノを高く評価していて、実際に自分も観てみてやはり素晴らしいなあと思いました。たった20歳くらいだったニノ。本当に素晴らしいです。またアヤヤも良かった。ふわ~んとした感じが。端役にも六平直正や竹中直人、唐沢寿明、渡辺哲、近藤芳正が出演していて、がっちりと脇を固めていて、良かったです。

重苦しいので好きな映画ではありませんでしたが、観る価値ある映画でした。お勧めです。


おまけ:

ニノの熱愛報道が昨日出て、一ファンとしては結構ショックでした(ニノのファンの人たちのブログはやはり皆気落ちしているブログが多いみたい)といってもニノだってもう33歳の大人なのだから恋愛くらい大手振ってしたいだろうけど、でもそこは有名人ゆえ隠れて付き合わなければならないその立場が、とっても気の毒だなあとも思いました。アイドルというその立場、夢を売る商売だからそういうのはご法度みたいなことをいう人もいるけれど、何だかそれではあまりにもかわいそう。これでいい人生というのはないんだあと、今回の騒動を見ていて思いました。どんな人生にも一長一短あって一筋縄ではいきませんね。ニノ、がんばれ~!


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母と暮らせば・赤めだか・坊ちゃん [二宮和也(嵐・ニノ)]

「母と暮らせば」を観ました。

母と暮せば [Blu-ray]

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山田洋次監督作品。井上ひさしの広島を舞台にした「父と暮らせば」の対となる作品で、「母と暮らせば」は長崎が舞台。日本アカデミー賞作品賞受賞、同最優秀主演男優賞受賞(二宮和也)同最優秀助演女優賞受賞(黒木華)、同優秀脚本賞受賞(山田洋次・平松恵美子)同優秀主演女優賞受賞(吉永小百合)同優秀助演男優賞受賞(浅野忠信)のほか、キネマ旬報主演男優賞受賞(二宮和也)同助演女優賞受賞(黒木華)などたくさんの賞を獲っています。

原爆で亡くなった医大生の浩二(二宮和也)は、亡くなってから3年経って母(吉永小百合)の前に突然現れ、母と思い出話に華を咲かせる。恋人の町子(黒木華)のことが気がかりで、もう自分を諦めいい人がいたら結婚してほしいと母に言うようにお願いする。そして実際に町子は同じ学校の教員仲間の黒田(浅野忠信)を連れ、婚約者であると紹介するのでした…。

所々涙が流れ、胸が痛かったです。今、自分がこの世に生きていられるのもこういった人たちの犠牲の上にあり、この生自体にも感謝しなければバチが当たるなあと改めて思いました。本当に生きたくても生きられなかった人たちが大勢いて、この映画の中の浩二もまたその中の一人で、彼の死によって母も恋人の町子も胸が張り裂けそうな大変な思いをし、それでも尚生きていかなければならない、しかも物がなくて魚が手に入ると言っては喜び、小豆が手に入ると言っては喜びしているのです。戦争映画は胸が痛いので、観るのに勇気がいります。でもやはり時々は観て今ある幸せに気づかないといけないのだなあと思います。この映画は母子の愛がたくさん溢れて観ていてほっとし、この母子の優しい時間がとっても貴重なものだと気づかされます。

また浩二や、町子が生前付き合っていた頃のことをそれぞれが回想するのですが、二人が部屋の中でいるシーンが、とっても可愛らしくていいなあと思いました。顔を突き合わせてキスしそうになるのに町子が「浩二さんの目の中に私が映っている」と笑ってキスのタイミングを逃すシーンや、やはりここぞキスのタイミングというところで、母親が二階の彼らのいる部屋にやって来る足音が聞こえ、接近していた二人が一気に知らんぷりしているシーンなど、初々しい感じが本当にキュートでした。ニノと黒木華さんがとってもお似合いで、観ているこちらまで心弾んでしまいました。長崎弁も何か良かった。

ニノはこの作品で他の俳優さんたちを押しのけ、堂々と日本アカデミー賞主演男優賞を獲ってしまったのですからすごいです。そしていい作品に出ているなあと思います。これからも俳優としてのニノを応援していきたいと思いました。


おまけ:

半年以上前になりますが、ニノが出ていた「赤めだか」と「坊ちゃん」のレビューを書いてそのまま放置していました。この機会に一緒にアップするのがいいと思いアップすることにしました。

年末年始のニノが主役のドラマ「赤めだか」と「坊ちゃん」

両方とも良かったです。特に「坊ちゃん」がメチャクチャ良かったです。

「赤めだか」

立川談志の元に弟子入りする立川談春の青春グラフィティ。出演する人たちが本物の落語家まで出ていてちょっと面白かったです。柳家喬太郎、春風亭昇太、春風亭小朝、中村勘九郎、三遊亭円楽…。落語家ファンなら楽しくなってしまうドラマだったかもしれません。師匠役のビート・たけしがちょっと滑舌悪くて何言っているのか聞き取れないところがありそれが残念でしたが、主役のニノはもとより、宮川大輔、濱田岳など脇を固める人たちも皆うまかったです。さだまさしまで出てたのにはびっくりしましたが…。

それにしても談志という人は、落語協会を飛び出て弟子を取って芸を教えるにもお金まで取って教えるという人だというのだから驚きです。よくもまあこんなところに談春は行ったものだ、と思います。しかも立川志の輔も一番弟子なのですからまたも驚き。築地に行って一年働いて来いと言われればそのまま築地に働きに出かけるのですから、すごいものです。落語家を目指して途中挫折する者、後から入って先輩をどんどん追い抜いていく者…どの世界も大変だなあと思いました。

追記:この「赤めだか」はギャラクシー賞2016年1月度月間賞、放送文化基金賞・テレビドラマ部門最優秀賞受賞を獲りました。

「坊ちゃん」

夏目漱石の「坊ちゃん」が大体がこんな話だったかもしれないけれど、細かいところがこんなだったかな?と原作を読み返したい気分になりました。たぶん、いろいろ脚色していると思うのですが、これはこれとしてとっても良かった。

主人公坊ちゃん(二宮和也)の一途でまっすぐな感じがとっても爽快でした。「正直者が馬鹿を見るなら不正直者はもっと馬鹿を見るはずだ」「人にも自分にも、嘘をつくのだけはまっぴらごめんだ」と言い切る坊ちゃん。そして住み込みの女中の清(宮本信子)だけがいつも「坊ちゃんはまっすぐで、立派な気性です」と褒めて讃えてそれが坊ちゃんの頭の片隅にいつもあり、時々清のいろんな言葉を思い出しては短気な気性を自分で戒めたりもしています。赴任先の松山中学では数学教師のヤマアラシ(古田新太)だけが、坊ちゃんの良き理解者で援護もしてくれ、友情を育み、そして次第に坊ちゃんの影響で周りの人も自分に素直にまっすぐになっていくのがとっても気持ち良かったです。人は人にこうして影響を及ぼしていくのなのです。両想いの英語教師(山本耕史)とマドンナ(松下奈緒)が一緒になれるのもラストも良かったです。原作は違うと思うのですが‥。ニノの演技はさすがだなといつも思います。たぶん坊ちゃんの役は20歳そこそこだと思うのですが、全然違和感なくてとっても清々しい。爽やかで観ててスカッとしました。

赤めだか [Blu-ray]

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坊っちゃん [Blu-ray]

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弱くても勝てます [二宮和也(嵐・ニノ)]

ニノ主演のドラマ「弱くても勝てます」を観ました。



このドラマを観ていて、ブラピ主演の映画「マネーボール」を思い出しました。「マネーボール」は評価の低い選手を探してきてはチームに入れて低予算の中でやりくりしつつ勝利へと導くという型破りなアイディアで勝利を勝ち取る野球の映画でしたが、「弱くても勝てます」も弱いままで勝つという型破りなアイディアでチームを勝利へと導く、映画同様実話の野球物語でした。途中でいろんな映画やらドラマやらを観たため、途切れ途切れでの鑑賞となり、またとりわけ野球が好きというわけでもなく、セリフがやや硬めで理屈っぽかったので、途中で観るのをやめてしまおうかなあと思ったりもしましたが、最後まで観なければこのドラマの良さもわからないと思い、何とか鑑賞し終えました。

ニノがやっている高校教師の役は、もともとは研究職でそこから食べていくために教師をしている役で、かつて自分も野球をやっていたがそこから逃げ出した立場でありその負い目もあり、ちょっと偏屈なところが結構鼻につく役ではありました。しかし独特の研究者らしい理論でへっぽこ野球部をまとめ、最終回の15分くらいのニノの長い長い生徒一人一人へのメッセージは、なかなか感極まったシーンで良かったです。この長いセリフはニノが一人で考え、ワンショットで撮影が完了したとのこと。15分近くのセリフを良くも情感込めて演じきることができたなあと、ひたすらその役者魂と才能に感心でした。またニノの新しい面を観た気がしました。この人本当に多才なんだなと。作品としてはそんなに好きではありませんが、勝負に勝つにはやはりちょっと型破りな発想で臨まないと勝つことはできないことを学び、またニノに惚れてしまいました。

弱いのだから守備練習にかけている時間はなく、徹底的に打撃の練習をし大量得点をあげてコールド勝ちにもっていくこと、守備はきわどい球は切り捨て正面に飛んできた球だけ取る練習をする、弱いのだから弱いままで勝てるという仮説を立て実験をし、それを証明してみせようじゃないかということ…と、この発想、かなり変わっていて面白いなと思います。

「あまちゃん」でブレイクした福士くんや有村架純ちゃんも出てましたが、福士君は「きょうは会社休みます」の田之倉くんのほうが良かったし、架純ちゃんは「失恋ショコラティエ」のまつりちゃんよりも更に勝気な役で、何となくキャラが同じに見えてしまいました。他にも麻生久美子、薬師丸ひろ子、笹野高史、荒川良良…と役者さんはたくさん揃っていましたが、いまひとつ何かが足りず(脚本だろうか?編集だろうか?)面白さに欠けたちょっと間延びした感じのドラマでした。残念です。

ずっと追ってきたニノのドラマや映画でしたが、一通り観たいものは観たのでこの辺で止めにしようと思います。(「硫黄島からの手紙」「大奥」なども観てますがレビューにしていません。観てから時間が経ってしまったので書くのが難しい。でも「硫黄島からの手紙」は素晴らしかったので観てない人は観てもらいたいです。ストーリーも良かったし、ニノの演技も素晴らしかった。イーストウッドが絶賛してるのがわかります。「大奥」はニノのファンになるかなり前に観たのですがかなり軽い感じの印象の映画でした)制作発表されたニノ出演の今年のドラマ「赤めだか」や、映画「母と暮らせば」をいまから楽しみに、今後もニノの活躍を期待したいと思ってます。


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プラチナ・データ [二宮和也(嵐・ニノ)]

二ノ主演の映画「プラチナ・データ」を観ました。

プラチナデータ Blu-ray  スタンダード・エディション

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2013年の映画。東野圭吾原作。DNAのデータを管理することで、犯罪検挙率100%に近い社会になっている近未来の日本。しかし事件によってはNF13(Not Found13件目)として、DNAの一致をみないケースがあり、解決できない事件がある。警察庁特殊解析所の解析員、神楽(二宮和也)は次々と解析をして犯人を割り出すが、今回の犯人は自分だとコンピュータに解析される・・・。

二重人格であり、神楽とりゅうという二つの人格が出てしまう解析員の神楽(二宮和也)、同じ特殊解析所で働く同僚白鳥(杏)、システムの開発者でありサヴァン症候群、りゅうと恋人関係であったサキ(水原希子)、昔ながらのやり方で単独で犯人を追おうとする刑事の浅間(豊川悦司)、二重人格の神楽を小さい時から診療してきた水上(鈴木保奈美)を軸に、いろんなことが暴かれていきます。

ストーリーはやはり面白かったです。犯人はこう来たかって感じでした。いつも東野圭吾さんの原作には裏をかかれ、犯人が突拍子もない。予想不可能です。それがまた面白い。猟奇的な事件など本当は見たくもないのですが、ストーリーが面白いのと今回もやはりニノ主演ということで観てしまいました。二重人格役のニノ、うまかったです。杏ちゃんや水原希子ちゃんもこの映画に出ていたとは。

それにしても秘密裏に国民のDNAのデータが構築され、国会議員や有名なセレビリティのみがDNA登録を免れるという設定。近未来の日本に予想されないことでもなさそうで結構怖かったです。街中のカメラから人の顔や人の歩き方など分析して、その人当人を特定してしまう技術があるとちょっと前に聞いたことがありますが、映画の中ではまさにそれも行っていました。神楽がどこに逃げようとも、彼の居場所はわかってしまうわけです。日本でも今や犯罪の多くがカメラ映像によって検挙されているらしいし、イギリスロンドンでもカメラに映らないほうが難しく、その一瞬に本当かウソかは知りませんが100くらいのカメラ映像に同時に映り込むみたいな話を聞いたことがありました。まさにジョージ・オーウェルの「1989」の世界を地で行く世界がいまここにあります。

日本でもマイナンバー制が導入されることが知らないうちに決まってしまったし、政府によって国民が管理される感じが何とも嫌だなあと思います。データ流失の危険がないとも限らない、いやきっとデータ流失は当然あるでしょう。この映画みたいにある特権階級だけがマイナンバー制も免れたりして・・・。そして映画のようにDNAのデータも秘密裏に着々と構築されていたりして・・・。

今年もしばらくニノ主演、出演作品を追っかけます~。


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GANTZ / GANTZ PERFECT ANSWER [二宮和也(嵐・ニノ)]

ニノ主演の映画「GANTZ」とその続編の映画「GANTZ PERFECT ANSWER」を観ました。

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この映画、とってもグロイ映画でした。変な生き物もグロかったなら、血が飛び散り、しかも真っ黒な血だったり、へどみたいなものが吐かれたり、滅多刺しやらドンパチやら、PG12指定の映画というのがよくわかります。1作目の途中で観るのを止めようかなあと思いつつも最後まで観たのは、一体GANTZとは何なのか?そしてこの映画の行き着くところはどこなのか?が知りたかったからですが、1作目よりも2作目のほうがストーリー展開があり、2作目のほうがまだ戦いに終始しないところが良かったし(人間ドラマが良かった)、最後の結末は何だかほろりとしてしまいました。
玄野(二宮和也)は駅のホームで線路に落ちた人を救おうとしている小学生の時の幼馴染の加藤(松山ケンイチ)を見つけます。加藤に手を差し伸べたとき、一緒に線路に落ちてしまい、玄野と加藤は電車に轢かれて即死。しかし二人が気が付いた時にはマンションの一室のようなところにいるのです。そして今死んだであろう岸本(夏菜)が裸でこの部屋に現れます。 この場に長くいる西(本郷奏多)もいます。
そこは死んだ人たちが集められた部屋でした。GANTZと呼ばれる黒い球の命令に従い、次々と敵を殺していくことで得点させ、100点を獲ると既に死んでしまった人たちを生き返らせることができるか、もしくは自分が生き返ることができるかを選べるのです。戦いで亡くなった人々の写真が黒い球体に映し出されもします。そして黒い球がカシャッと動くと、その球の中にはスキンヘッドの人間がおり、球体がいかにもこの生きた人間の生気を吸い取っているかのようで不気味です。また名前入りのバッグの中にスーツが入っていて武器もあるのですが、スーツを纏うと戦いに必要な大きな力を発揮できるのです。音楽が鳴り、次々と有無を言わせずその生き物を殺しにその場所に送り込まれます。ある時は、ネギ星人のいるところ(へどみたいなものを飛ばして実にグロかったし、いきなり人を殺すのも目を覆いたくなりました)。そしてある時は、田中星人のいるところ(田中聖児に似たロボットで「切手のないおくりもの」の歌を歌ってる。この歌がとっても懐かしかったけれど、動きがまるで映画「チャイルドプレイ」のチャッキーを思い出させる動きで実に怖かった)。そしておこりんぼう星人と呼ばれる観音様と千手観音のいる博物館(剣で滅多切りにしてるのが観てられなかった)。加藤は弟と二人で生きていますが、残念なことに千手観音に殺されてしまいます。また玄野は同じ大学の多恵(吉高由里子)に好意を寄せられ、加藤を亡くして悲しんでいたけれど加藤を生き返らせたいという思いで、この戦いに挑み100点を目指します。とにかく戦いに明け暮れ、得点を挙げ、しばらく何事もなかったがごとく日常生活に戻って生活し、そしていきなりまた部屋に招集され・・・というのが最初の映画「GANTZ」でした。
そして続編「GANTZ PERFECT ANSWER」では刑事のような人(山田孝之)が、死んだ者が突然消えてまた何事もなかったかのように日常生活を送っている奇妙な事件を突き止めるうち、モデルの鮎川(伊藤歩)や玄野に行きつきます。鮎川の郵便受けに小さな黒い球が入って、その黒い球に次々メッセージが書かれ、鮎川はそのメッセージに描かれた人間を殺しに出かけていました。そのうち加藤のクローンのような星人に鮎川は殺され、マンションの部屋のような場所に送り込まれます。そこには昔そこで数々の戦いを行って、記憶を無くして現実世界に戻ることのできたいわば卒業生のような人たちが次々送り込まれ、「昔、私こんなことしていた記憶がある」と言うのです。その間にも、黒服星人の親玉(綾野剛)が率いる集団(この集団何だか映画「マトリックス」を思い出してしまいました。黒い服のイメージと動きが何だかシンクロしました)とたくさんの地下鉄の通勤客を巻き込んでの激しい戦いがあり、その乗客に多恵がいて巻き添えになりそうでしたが、玄野が何とか守りました。そして元サラリーマンの鈴木(田口トモロヲ)が100点越えすると加藤を生き返らせ、また玄野が100点越えすると西を生き返らせました。このころになるとGANTZの動きがおかしいと察知し(加藤を生き返らせていないときに加藤のクローンを一足早く現実世界で見たので)、長くこの場に留まっていた西に情報を聞きたいと玄野は考えたのです。
そしてあろうことかGANTZの標的が今度は玄野の恋人、多恵となり、多恵を守ろうとする玄野と鈴木、そのほかは多恵を殺し100点を取りたい人たちの激しい攻防が始まります・・・・・。
最後は何だか泣けました。全ての戦いを終わりにしたいと願った玄野がGANTZと交わした約束は、自分一人が犠牲となって自分の生気をGANTZのために使うことでした。スキンヘッドの人間の生気が失われ始め、誤作動を起こしていたGANTZは誰かが必要でした。そして玄野は「もう誰もここには呼ばない」と言って一人残る決心をし、実際に黒い球体の中に踏みとどまるのです。
他の人たちは記憶を無くし、日常生活を普通に送っています。死んだはずの加藤の弟も生きていて、加藤と何もなかったかのように生活しています。多恵も「一緒に遊園地に行こう、観覧車の写生をしなよ」と玄野に言われて遊園地のチケットをもらっていましたが、全くそのチケットを誰からもらったのか、覚えていません。しかし遊園地に行ってみて、スケッチブックを開くと、男の人の横顔のスケッチがあり(それは自分がかつて描いた玄野の横顔でした)、たぶん玄野が書いたであろう「ここに観覧車を描いてね」とあるメッセージを発見し、それと同時に観覧車の電光掲示板に「たえちゃん、好きだよ。くろのけい」というメッセージが流れると、一体くろのとは誰なのか、気になります。そしてかつて地下鉄の線路に入って上がってこない玄野に手を伸ばし、彼の命を救って「私は玄野くんのことが、好きだから」と言ったその地下鉄のホームで、何かを察して涙する多恵の姿がとっても切なかったです。
争いばかりでグロテスクすぎて一体どうなの!?と思っていた映画でしたが、思いのほかすごい内容でした。出演者の中に本郷奏多くんが出ているので、岡田将生くん主演のドラマ「未来日記」を思い出してしまいました。そしてこの二つの作品に最後は自己犠牲をもって終止符を打つという同じ結末をみました。
いろいろ突っ込みどころはありますが、観れて良かったです。GANTZSの正体が一体何なのか今もわかりませんが、争いは止めると決めて止めない限り終わらない、玄野という救世主のような人が現れない限り、終わらないのかもしれません。ニノが演じた玄野にしろ、「未来日記」の岡田くんが演じた新太にしろ、生き方が素晴らしい。自分がその立場になってもそんなことはできないと思うのですが、究極のところ彼らのような選択ができる人間こそ、最高の人間なのかもしれません。本当に泣けるし、頭が下がります。
目を覆いたくなるような場面満載の映画でしたが、ストーリーが素晴らしかったのでお勧めです。

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