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ヒアアフター [クリント・イーストウッド]

「ヒアアフター」を観ました。

ヒア アフター [Blu-ray]

ヒア アフター [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray



2010年アメリカ映画。2011年3月11日の東日本大震災を受けて、津波のシーンがあることなどから日本では上映を中止した映画。イーストウッド監督作品。

フランス人のジャーナリスト、マリー(セシル・ドゥ・フランス)は休暇中津波に巻き込まれて臨死体験をし、その体験を本にまとめることにする。またイギリスの少年マーカスは、薬物中毒の母から離れて里親に出され、また双子の兄の急死を受け止めきれずにいた。サンフランシスコに住むアメリカ人のジョージ(マット・デイモン)はかつて霊能者として死んだ人のメッセージを伝える仕事をしていたが、その能力が呪われていると言って毛嫌いし別の仕事を始めていた。この3人がロンドンで出会い、いい方向へと導かれていく。

ヘアアフター=来世の話の映画です。私は来世も信じているし、臨死体験も信じているので(立花隆やキューブラー・ロスの本なんかがとっても強烈でよく覚えています)この映画はすんなりと受け入れることができました。でもこの手の話が苦手な人にはこの映画の評価は低いでしょう。私はこの手の話が結構好きなので、いい映画だなと思えました。

マリーが臨死体験したその事実をフランスのジャーナリスト仲間では認めてくれないし、ただ本にしたときにはそれをわかってくれる人たちがいて、導かれるようにロンドンで霊能者のジョージと出会い、ジョージは二人の近未来までも見てこれから二人の未来が始まるという終わり方が素敵だったし、家庭環境に恵まれない上、双子の兄まで亡くしてしまったマーカスが亡くなった兄ともう一度話したいと願い、最後に霊能者のジョージと出会えて兄の話を聞けたのも、映画を観ていてそうなるべくしてなったのだろうなあと思わず思ってしまいました。求めていれば求まるし、すべてはいい方向に向かっているんだろうなあと改めてこの映画から学んだ感じです。

来世のことを考えれば今生をまたよりよく生きられると思います。死は決して恐ろしいものではないし、魂は永遠と考えたほうが、いろんなことが辻褄が合う。私がインドに行ったときに考えさせられたことは、まさにこのことでした。昔は死後の世界や臨死体験、生まれ変わりの子供の話やアカシックレコードのことなど、すごく興味を持っていろんな本を読んでました。でも今は全然読んでません。この映画がすんなり受け入れられるのもその時の読書とインドに行っていろいろ考えたことが大きいなあと思います。この映画を今またこのときに観ることができて、よかったなあと思いました。イーストウッドがこんな映画を作ったなんて驚きです。そしてこの映画の収益の一部が東日本大震災の被災者への寄付金にもなっているなんて、何だかちょっと不思議な感じがします。


ジャージーボーイズ [クリント・イーストウッド]

2014年第88回キネマ旬報ベストテン第一位映画鑑賞会と表彰式に招待され、文京シビックホールで外国語映画一位になった「ジャージーボーイズ」を観てきました。

映画公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/jerseyboys/

ジャージー・ボーイズのポスター

クリント・イーストウッド監督作品。ブロードウェイミュージカルになったジャージーボーイズの映画化。フォーシーズンズの数々のアップビートなポップスが散りばめられ、メンバーの栄光と挫折を描く音楽映画。歌も素晴らしいし、映像も、物語も素晴らしく感動作でした。やはりイーストウッド監督映画は期待を裏切りません。この映画は大きなスクリーンで観れて良かったです。それに数々の発見がありその発見が嬉しかったです。

ニュージャージーに住む若者たち。その地域に住む若者が街を出たければ軍隊に入るか、マフィアになるか、はたまた有名になるしか道がなかったという。軍隊に入れば殺されるし、マフィアになっても殺される。そして彼らは歌を歌うことで有名になったが、マフィアとの関係も断ち切れなかった…。メンバーの中には若いころから警察の厄介になる若者がいて一人が刑務所から出ればまた他のメンバーが刑務所に入るなどを繰り返してもいた。声が抜群にいいフランキー・ヴァリ(ジョン・ロイド・ヤング)、メンバーを引っ張っていくトミー、口数の少ないニック、歌を作るボブが揃うと、Shelly(シェリー)Big Girl Don't Cry(恋はやせがまん) Walk Like A Man(恋のハリキリボーイ)など立て続けにナンバーワンとなり一躍スターダムへ。しかし、トミーの借金など問題が出てきてフランキーはマフィアのボス(クリストファー・ウォーケン)に肩代わりしてもらおうとお願いに上がるが、結局トミーの借金をすべて返すためにガムシャラに働く。もとより仕事で家庭を疎かにしてきたフランキーは離婚することになり、最愛の娘もドラッグで死んでしまう。そんな意気消沈していた時期に歌ってヒットしたのが、Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる) だった…。

この映画でマフィアのボスを演じ、デニーロ主演の「ディアハンター」に出ていたクリストファー・ウォーケンは「ディアハンターの中でフォーシーズンズのCan't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)がうまく使われていて僕はフォーシーズンズに縁がないわけではなかった」と語っており、またデニーロと仲が良く「グッドフェローズ」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」に共演しているジョー・ペシがこのフォーシーズンズのメンバーとたむろっていた場面も映画に出てきますが、デニーロが好きな私としては何だかこのつながりがとっても楽しく感じました。

また映画でBye Bye Baby(バイバイベイビー)が流れたときには、この曲ってフォーシーズンズの曲だったのか!?とびっくりと同時に懐かしく感じました。イギリスのアイドルグループBAY CIY ROLLERSの曲だったからです。小、中学生のときこのアイドルグループが大好きでした。もともとはフォーシーズンズの曲だったなんて全く知りませんでした。またCan't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)は80年代に流行った時に知った曲ですが、調べてみるとたくさんの人たちにカバーされていました。フォーシーズンズの曲は世代が違って聞いてはいないものの、聞いてみるとどこか懐かしく、遠い昔のどこかで聞いたことがある感じの曲に思えて(それはたぶんいろんな歌手が彼らのアップテンポの曲によく似た歌を歌っているからかも)しみじみいい曲だなあと思いました。またフランキー・ヴァリを演じたジョン・ロイド・ヤングの声が、本物のフランキー・ヴァリにも決して劣らずむしろそれ以上に美しい声で感心しました。今はYoutubeで簡単に比較することもできるのでいい時代だなあと思います。

それにしてもフランキーの人生を考えてみると、栄光の陰に家庭を犠牲にして働いて働いて友人の借金を返す人生があったというのが何ともやり切れず、幸せとは!?人生とは!?と考えてしまう映画でした。明るいポップスの歌の陰でたくさんの涙を流したのだろうなあとちょっと切なくなった映画でした。映画鑑賞後はShelly(シェリー)を思わず口ずさみながら帰りたくなる、そんな映画です。お勧めです。

ジャージー・ボーイズ ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: Blu-ray

ジャージー・ボーイズ オリジナル・サウンドトラック

ジャージー・ボーイズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: ボブ・ゴーディオ,ボブ・フェルドマン,ボブ・クリュー,デニー・ランデル,クリュー
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2014/09/10
  • メディア: CD


おまけ:

実は、キネマ旬報の映画鑑賞会は他に文化映画ベストテン第一位「鳥の道を越えて」、日本映画ベストテン第一位「そこのみにて輝く」もあり、この2本も観ることが可能でしたが、一日に3本の映画はきついので、「ジャージーボーイズ」だけを観てきました。また夕方から表彰式があり、そこには主演女優賞の安藤さくらさん、主演男優賞の綾野剛さん、助演男優賞の池松壮亮さん、助演女優賞の小林聡美さん、新人女優賞の門脇麦さん、新人男優賞の東出昌夫さんなども壇上に上がったのですが、その時間までいたくなかったので戻りました。昔、小林聡美さんは観たことがありますが…。もしニノとか(嵐とか)、神木隆之介くんが来るのだったら別だったけど…。ファンでないと残って俳優さんたちを観るのは結構面倒くさくなっているこの頃です。そうは言ってもまた少し時間が経てば応援する俳優さんたちもころりと変わって来るんだろうな(;^_^A


人生の特等席 [クリント・イーストウッド]

よみうりホールで「人生の特等席」を観てきました。

人生の特等席の場面カット画像 

公式映画サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/troublewiththecurve/

クリント・イーストウッド主演映画。イーストウッドは野球のスカウトマン役。その娘役にエイミー・アダムス、父と娘をつなぐスカウトマン役にジャスティン・ティンバーレイク。

「人生の特等席」の画像3

時代に取り残されたようなメジャーリーグのスカウトマンのガス(イーストウッド)はぶっきらぼうで愛想がない。一人娘とのコミニュケーションもうまくいかずギクシャク。視力が衰え、目がかすみ、スカウトマンとしての誇りは持っているが、球団側は彼をお払い箱にしようとしていた。最期のスカウトの旅になるかもしれないそのスカウトの旅に、法律事務所で働く娘(アダムス)が一緒に同行することになる。父の目の衰えを娘がフォローし、ある高校生で活躍している選手はカーブが打てないことを見抜き、スカウトするのをやめるよう球団側に伝える。しかし別のスカウトマンは彼こそ有望だと主張し結局その高校生選手を球団へ。

一方、先に一人でさっさと帰ってしまった父親に再びがっかりする娘だったが、その泊まったモーテルでキャッチボールをする剛速球を投げる男の子を見つけ歓喜する。大活躍しそうな新人を見出したのだ。

旅行中には父が見出したかつての選手であり今はスカウトマンの駆け出しとなったジョニー(ディンバーレイク)と出会い、ミッキーとはいい雰囲気になったが、カーブを打てないからスカウトしないほうがいいとジョニーに言っていたのに、ガスが所属する球団ではガスの意見を取らずほかの人の意見を採用したため、うそを言って騙されたと勘違いしたジョニーは二人の父娘から離れる。

しかし、実際にはミッキーが見出したすごい球を投げる新人のカーブを、ガスが既にカーブを打てないと見抜き球団に獲った新人が、まったくカーブが打てないことがわかると、ガスはまた採用継続となり、ミッキーも今まで突き進んできた法律事務所の仕事を捨て、新しい道を選ぶことにするのでした・・・。

「グラントリノ」で見せた頑固で偏屈な老人役をこの映画でも見せてくれました。最期はめでたしめでたしでハッピーエンド。父と娘のわだかまりも消え、娘も新たな道を見出し、映画を観たあとの感じはグッド。野球ファンならすごく楽しめる映画だと思います。「マネーボール」がデータだけに頼ってスカウトを繰り返すのと対照的にこの映画のスカウトマンは昔ながらの経験、見て、音を聞いてをしっかりしてスカウトしているのが印象的でした。イーストウッドの映画ははずれがなくいい映画が多いと思いました。


グラン・トリノ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

マネーボール [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

グラン・トリノ [クリント・イーストウッド]

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遅ればせながら、「グラン・トリノ」を東商ホールで観てきました。

公式映画サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/#/top

財団法人日本ファッション協会が主催する2009年シネマ賞授賞式があり、2009年のベストシネマ賞1位にこの「グラン・トリノ」が選ばれての上映会でした。2位は「ディア・ドクター」3位は「カティンの森」で「ディア・ドクター」の監督西川美和さんが挨拶し、東京国際女性映画祭の功績を讃え岩波ホール主催の高野悦子さんらがシネマ文化賞を受賞し挨拶し、また会場には女優の香川京子さんらが駆けつけてました。また東京新聞映画賞に「沈まぬ太陽」が受賞してました。

さて、イーストウッド監督・製作の「グラン・トリノ」ですが、本当に素晴らしかったです。naonaoの2009年お勧め映画にこの作品も追加しなければいけないと思いました。「ミリオンダラー・ベイビー」以来素晴らしい作品を作り続けているイーストウッドですが、自ら偏屈で堅物のじいさん役を演じ、愛車「グラン・トリノ」を隣の家のモン族の少年に盗まれそうになるのをきっかけに、隣の家の人々との交流が始まります。そのモン族の少年は不良グループのちょっかいに巻き込まれ、それを黙って見ていられないイーストウッドが口を出し、そして最後は悲惨にも殺されてしまうという物語でした。この偏屈じいさんにもモン族の少年にもお互いがお互いを必要とし、心温まる交流をしていたのに、最後はとってもショッキングで切なかった。胸がいっぱいになり思わず涙が流れました。映画が最後まできても、映画の余韻にずっーとひたっていたい気分でした。実際、多くの観客が席を立たずエンドロールの最後の最後まで席を立たずに観ていました。

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イーストウッドは渋くて、こういう偏屈なおじいさん役がいかにもぴったりです。またモン族って懐かしいなあと思ってみていました。私がかつて旅行で訪れたタイの北部や中国の雲南地域。そこにいるたくさんの少数民族のうちの一つでしたが、彼らにしたら国境は関係なくラフ族やミャオ族、リス族、カレン族、タイ族などと同様、両国にまたがって住んでいるだけなのです。それぞれに民族衣装が美しく、個人的にはとても好きな地域でした。また出かけたいな~と思いました。

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イーストウッドの作品は本当に気骨があって最後にはいつもジーンとさせられます。これも秀逸な映画でした。お勧めです。

グラン・トリノ [DVD]

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チェンジリング [クリント・イーストウッド]

「チェンジリング」を東宝東和試写室にて観て来ました。立派なプログラムもいただきました。

映画公式サイト:http://www.changeling.jp/

アンジェリーナ・ジョリー主演。クリント・イーストウッド監督作品。アカデミー賞最優秀主演女優賞ノミネート作品。1920年代にアメリカで実際に起きた話を基にしています。「チェンジリング」とは子供を取り替えるという意味。妖精が子供をさらって醜い子供を残していく伝説があるそうです。映画はまさにその伝説の話が実際に起こりました。

クリスティーン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)がシングルマザーで育てていた一人息子ウォルターが失踪。子供は5ヶ月後に戻ってくるのですが、その子供は自分の子供ではありませんでした。全くの別人であるにもかかわらずその子供は自分の子供だといいはり、警察も言い分を聞き入れてくれません。本当の子供を取り戻すために、クリスティーンは警察に抗議し立ち上がるのです。

怖いことに、この時代には警察がかなりの悪であったことがわかります。市民を守るどころか、面倒くさいことには蓋をし、帳消しにし、本当のことを追求もせずにそのままにしています。間違えを間違えだとは訂正しません。かなり厄介な組織です。

ある子供誘拐と殺人事件が起こり、徐々に警察の化けの皮がはがれ、一般市民による子供の入れ替わりの警察の手違いを非難する運動なども起こり、裁判では警察の幹部たちが永久停職という判決を受けます。そして最後にまたある事件が起こり、希望を残して映画は終わります。

アンジェリーナ・ジョリーが実生活で実際6人もの母親であることから、母親の子供を取り戻したいと願う一貫した強い思いがスクリーン全面に出ていて、本当に素晴らしい演技を披露してくれました。彼女にしたら結構簡単に感情移入ができた役であったろうと思いますが、どんなに壁があり困難があろうとも戦っていこうとする母の姿を見事に演じていました。国連大使をしているためかアクティブな映画よりも本人が望んでやった「すべては愛のために」や「マイティーハート」などメッセージ性の強い映画が最近増えてきてる感じがします。個人的にはアクティブな映画のほうがアンジーらしい気がし、役作りのため仕方ないのですがこの映画では彼女本来の生き生きとした美しさが観られず、ちょっと複雑でした。

警察と戦うクリスティーナをバックアップしてくれる牧師さん(ジョン・マルコヴィッチ)。そして子供の誘拐事件と殺人事件を担当したことからクリスティーナとかかわりを持つ刑事(マイケル・ケリー)。またクリスティーナが強制的に精神病院に入れられたのと同じように警察にたてついて精神病院に入れられていた女性(エイミー・ライアン)。脇を固める俳優陣も素晴らしい演技を見せていました。重たい映画ですが、1920年代頃のファッションや警察の腐敗してる様がよくわかります。事実は小説より奇なりといいますが、本当に小説のように実に良く出来た話になっていました。

オリジナル・サウンドトラック Changeling

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  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2009/02/04
  • メディア: CD
妖精のアイルランド―「取り替え子」(チェンジリング)の文学史 (平凡社新書)

妖精のアイルランド―「取り替え子」(チェンジリング)の文学史 (平凡社新書)

  • 作者: 下楠 昌哉
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 新書

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