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グッド・シェパード [Eddie Redmayne]

エディ・レッドメインが出ている「グッドシェパード」を観ました。

ロバート・デ・ニーロが出演、監督し、主演はマット・デーモンです。他にアンジェリーナ・ジョリー、アレック・ボールドウィン、ウィリアム・ハート、ジョー・ペシなども出演。2006年の映画でベルリン国際映画祭で18人のアンサンブルキャストの演技が評価され銀熊賞を受賞。

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CIAの映画。実際にこの映画に出てくる人たちのモデルがいることを本家本元のCIAが認め、この映画の論評を発表しています。これは異例なことだそうです。それだけこの映画はCIAにとっても特別で、良く描かれていたのでしょう。全体的に暗くて重く、マット・デーモンの終始表情を一つも変えない演技が疲れる感じでしたが、映画全編を観るとCIAで生きる彼の苦悩がよくわかります。秘密に次ぐ秘密で家族も崩壊し、仕事でも誰が一体信用できできないのか探る毎日。また本人でさえ常にどこかで監視されるという本当に息の抜けない日常を送っていることがわかります。

エドワード(マット・デーモン)はイエール大学の秘密結社スカル・アンド・ボーンズに参加し、そこでCIAの前身であるOSSにスカウトされ諜報員になります。ロンドン赴任時には恩師であったイエール大の教授が実はイギリスの諜報員(MI6)であり、間もなく目の前で抹殺されたり、ベルリン赴任時には耳に補聴器をつけていた通訳の女性が同じベッドで寝たら実はスパイであることが判明しやはりすぐ殺されることになります。またKGB士官が亡命を希望したため亡命させたら同じ名前の人が後から現れ、後から出てきた男を拷問しLSDなどで真相をはかせようとしたら発狂して自ら飛び降り自殺をしてしまい、先に亡命させた男こそが偽の男であることのちにが判明します。CIAのだましだまされ合いの世界が描かれます。

一方私生活では、イエール大学時代に耳の不自由なローラと付き合っていたエドワードですが、友人の妹マーガレット(アンジェリーナ・ジョリー)とパーティーの時に出会い妊娠させてしまったため、好きだったローラとは別れマーガレットと結婚します。もともとは子供ができた責任から結婚しており、その上仕事で6年も家族を置いて外国へ単身赴任しているため、いざ戻ってきても6歳になった息子もなつかなければ、奥さんとも若干ギクシャクしています。また後に昔の恋人のローラと再会し、一夜の情事を楽しむとそれを誰かが写真に撮り家に送り付けます。それを観たマーガレットは怒り離婚を固めます。一方息子エドワード・ジュニア(エディー・レッドメイン)はイエール大学に入り、自分もCIAに入りたいといい出すのです。

キューバ上陸作戦の失敗の責任をだれがとるのか、またその間にエドワードの家に送り付けられた謎の写真とテープレコーダーを解析するようエドワードが頼むのですが、その解析が進むにつれ、息子のエドワードジュニアがコンゴで現地の諜報員に秘密を漏らしていたことが判明します。息子も諜報員、相手の女性も諜報員。諜報員同士が恋に落ち二人はそれでも愛を貫いて結婚しようとしますが、CIAはそれを許さず、結婚式に向かう花嫁の乗ったセスナ機から強引に花嫁を空中に落とし殺すのです。それは親のエドワードが息子のエドワードジュニアをかばうためにいろいろ取引して、それで下した最終結果でした。

CIAに勤めるエドワードも、その妻も、息子も、誰もが普通の幸せをつかむことができません。映画は全体的に暗く淀み不気味な静寂さがあり、とにかく主役のマット・デーモンの顔が無表情なので余計に映画が淡々と進む感じがするのですが、様々な出来事が次から次へとつつがなく起こると、最後は言い知れない悲しみが突如襲うようでした。ただただ悲しく胸が苦しい。そんな映画でした。

当初この映画の監督はコッポラになる予定でしたが、監督はデ・ニーロへ、また主役のエドワード役は当初ディカプリオにオファーをしていましたが「デパーテッド」と撮影が重なることからマット・デーモンにしたとのこと(マットデーモンも「デパーテッド」に出演していたのにその違いはちょっとしたスケジュールの差なのでしょうか?)エドワード役がディカプリオだったらまた違った味があっただろうなと、想像するだけでも楽しいです。

お目当てのエディー・レッドメインは、「アンジェリーナ・ジョリーの息子になれたのは僕の唇、口元のおかげだった」とインタビューで語っていたのを観たのですが、この映画で確かに特徴ある2人の唇が何となく似ていて親子に見えてくるから不思議です。そばかすだらけで痩せぎすで、可愛らしい印象のエディーでした。またイエール大学のコーラス隊で美しい歌声も披露していて、その歌声、素敵でした。そしてエディのインタビューでは「デ・ニーロがここにいて、(母親役のアンジェリーナジョリーに向かって)『お母さん、きれいだよ』というセリフを300回くらい言うことになった」とお道化ながらデ・ニーロが怖かった表情をアドリブしてました。おじいちゃんと孫くらいの年齢の差があると思うので、仕方ないだろうな~。でも贔屓にしているデニーロの映画にエディーが出ているなんてすごい縁を感じ嬉しくなります。

2006年にこの映画を観ていたらきっとマット・デーモンやアンジェリーナ・ジョリー、デ・ニーロにばかり目がいって、エディーはスルーしていたと思います。この映画は知っていて観たいと思いながら忘れていました。でも今観れて本当に良かったです。その時機会を逸していても本当にいい時にまたその機会は巡ってくるのですから。人生いいようになっているなあとまた改めて思いました。

スパイ映画はマット・デーモンのボーンシリーズの映画やダニエル・クレイグの007なんかがアクションあって爽快ですが、こういう渋い、たぶん実態に近いであろうスパイ映画は貴重だなあと思いました。そういえばカンバーバッチが出てる「裏切りのサーカス」もスパイ映画でまだ観ていないな。この映画はスパイの世界を本当に知っている人をうならせたという映画です。普通の人が観ても結構難しく何度か観ないと理解できない、という映画らしいのでもうちょっと時間が必要かも。まあ観たいものは山ほどあるのでこれはまた先送りですね…。


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コメント 2

たいちさん

エディ・レッドメインに目をつけておられたとは、先見の明があったのですね。アカデミー賞主演男優賞受賞スピーチはよかったですね。
by たいちさん (2015-03-07 14:01) 

naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。

>たいちさん、ありがとうございます。
マット・デーモンとアンジェリーナ・ジョリーの息子の設定に合い、歌を歌う場面があるので多少歌もうまい子ということでオーデションに合格したのでしょうね。彼のスピーチを観ていなければ、このグッド・シェパードを今観ることもなかったと思います。不思議です。
by naonao (2015-03-12 20:49) 

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