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レヴェナント 蘇えりし者 [Leonardo DiCaprio]

レオナルド・ディカプリオが念願のアカデミー賞主演男優賞を獲った「レヴェナント 蘇えりし者」を観ました。

ポスター画像

映画公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/revenant/

実話をもとに書かれたマイケル・パンクの小説「レヴェナント」の映画化。舞台は1820年代のアメリカで、毛皮を求めて移動する遠征隊の道案内のグラス(レオナルド・ディカプリオ)がクマに襲われ瀕死の重傷を負う中、彼の世話をするため残った2人のうち一人のフィッツジェラルド(トム・ハーディ)が、グラスを置き去りにした上、グラスの子供を殺してしまう。命を取り留めたグラスは、過酷な自然に耐え、先住民たちの襲撃をかわしながら、フィッツジェラルドへの復讐をする…。

荒野の中、しかも季節はずーっと雪の積もった極寒の中、クマに突然襲われ、身動きできなくなり、そこから世話してもらえるはずの仲間に裏切られ荒野に見捨てられ、しかも自分の大切な息子を殺され、そこから先住民の襲撃に遭い激流に流され、死んだ動物の骨に残った肉をむしゃぶり、魚をとらえて生で食べ、別の先住民に会い、獲物の生肉を分けてもらいそのまま食べ、体が腐りかけていると言われてテントの中でいぶして治療してもらっている中、その良くしてくれた先住民は他の部隊に殺され首をつったままにされ、再び一人になったグラスが寝ているところをまた襲われて、盗んだ馬で逃走する中、崖からそのまま落ち馬も亡くなり、その馬の内臓をえぐり出して自分が裸になってその馬の体の中にすっぽり自分が入り寒さをしのぎ、元の遠征隊に合流して自分を見捨てたフィッツジェラルドの居場所を突き止める…。フゥー。すごい映画でした。

グロテスク。サバイバルとは本当に生易しいものではないということが、この映画のワンシーンワンシーンから伺えました。矢が突然人を射抜いて、すぐに争いが始まったり、ドンパチ拳銃が鳴り響いたりのアナーキー状態。心臓に悪いシーンがたくさんありました。その一方で、雪が降り積もった荒野、大自然が美しくもあり、静かな風景も心に残りました。主人公のグラスは先住民の女性と結婚して息子もいましたが、自分の妻となった人は早くに亡くなってしまい、事あるごとに彼の頭の中に妻の面影がよぎります。先住民の言葉が時々しゃべられ、静と動のメリハリある映画にも仕上がっていました。また息子も殺されてしまったあとは殺したフィッツジェラルドに復讐の念を持ち、体がまだ元に戻っていないにも拘らず自らグラスは復讐に立ち上がりますが、その戦いも雪の真っ白な中、ナイフで指を落とし、足をぶつぶつと刺し、真っ赤な血が真っ白な雪の中に広がるのです。凄まじい映像でした。

レオがやっと手に入れたアカデミー賞主演男優賞。その価値は本当にあると思いました。賞レースが始まったとき、「リリーのすべて」で同じようにゴールデングローブ賞主演男優賞やアカデミー賞主演男優賞にノミネートされていたエディ・レッドメインが、「賞は間違いなくディカプリオが獲ると思います」と言っていたのですが、この映画を観ると本当にまさにレオがこの役に徹していてブレがなく、堂々としたグラスを演じていました。本当に長い間願っていた賞が獲れて良かったです。レオ、おめでとう!と言いたい。

また憎まれ役のフィッツジェラルド役のトム・ハーディや遠征部隊の隊長のドーナル・グリーソンも良かったです。トム・ハーディは「裏切りのサーカス」で注目したのですが、レオと一緒に「インセプション」にも出ていてレオとは縁があるのかなあと思いました。また雑誌Timeのインタビューにトム・ハーディが「僕はベネディクト・カンバーバッチやエディ・レッドメインとは違うタイプだし、彼らのようにはなれない。もちろんエディとは仲が良くて友達だけどね」と言っていた記事を読みましたが、もっと彼の出演作品も観てみたいなあと思いました。またドーナル・グリーソンが「アバウト・タイム 愛しい時間」の主役ティム役を演じてた同じ人とは知らずに観ていて、後からチェックしてびっくりしてしまいました。彼の作品ももっとチェックしたいです。

この作品がアカデミー賞作品賞を獲ってもおかしくない位、作品自体も完成度が高かったと思います。お勧めです。


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コメント 1

naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2016-05-04 09:47) 

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