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ウィンターズ・ボーン [アメリカ映画 賞受賞]

ウィンターズ・ボーンを観ました。

ウィンターズ・ボーン スペシャル・エディション [Blu-ray]

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ジェニファー・ローレンス主演。ダニエル・ウッドウェルの同名小説を映画化。サンダンス映画祭でグランプリと脚本賞2冠を受賞しています。また主要映画賞46部門でも受賞。ネット映画批評のRotten Tomatoではトマトメーター94%の高い満足度の評価とのことだったので、観たいと思いました。

ミズーリ州の山間部に住む17歳のリー(ジェニファー・ローレンス)は、精神の病んだ母親代わりに食事を作ったり洗濯をしたり、また小さな弟や妹の世話までも一人で請け負っています。そこに保安官がやって来て「(ドラッグディーラーの)父親が法廷に出廷しなければ、ここにある野山や家は全て人手に渡ることになる」と告げられるのです。そこで家を失っては大変だと、父親の居場所を訪ね歩くのですが、周りの大人たちはみんな危ない感じの人ばかりで、父を探しているうちに「周りを嗅ぎまわるな」と注意されそれでも止めなかった彼女はリンチに遭ったりします。そして自分の父親はどうやら捕まったときに仲間の秘密を漏らしたために仲間によって殺されたことがわかり、リンチに遭わせた女性のグループが父親の死んだ場所にまで案内し、そこで法廷に必要な父親の死体が川にあり水草に絡まって運び出せないため、父親の両手を電気のこぎりで切りだしたりするのです…。

17歳の少女が一人で、大人たちに立ち向かっていく姿はとっても心打たれました。こんな大変な状況をすべて投げ出したいだろうに、それをせず、音をあげることも言わず、黙々とただ物事に真摯に向かい合い、一つ一つを片付けていく姿がとっても強烈でした。そしてジェニファー・ローレンスの演技力はやはり半端ないなと思いました。彼女はこの映画によって注目を浴び始めたらしいのですが、この時まだ彼女は19歳くらいだったと思われます。すごいです。そして彼女を観ていたら「大草原の小さな家」のローラをやったメリッサ・ギルバートを思い出してしまいました。ちょっとした表情がとっても良く似ていました。でも「大草原~」のほうはほのぼのしてたし楽しかったし、全然内容が違いますが、自然の中で真摯に暮らす人の表情みたいなものはある種こんな感じで似ているのかもなあと思いました。

この映画を調べていたら、18世紀前半にスコットランドを元に辿れるアイルランド人、スコティッシュ・アイリッシュと言われる人たちがアメリカに移住しはじめ、人里離れた場所に住み着いたことからヒルビリー(丘のスコットランド人)と呼ばれていたらしいのです。彼らは血縁と婚姻関係で強い関係を持ち、閉鎖的な慣習と掟を持っていたとのことで、この映画はそのヒルビリーを描いているとのことでした。そしてカントリー・ミュージックの基となったがこのヒルビリーの人たちの音楽で、この映画の中でも何曲かのカントリーが歌われています。アメリカがたくさんの人種で成り立っていると一言でいいますが、白人の中にもいろんなとこから移民した白人がいて、細かく分かれていることをあらためて教えてもらえた映画でした。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2016-06-20 21:57) 

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