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シークレット・スーパースター [インド映画]

インド大使館で、インド映画「シークレット・スーパースター」を観てきました。

(インド大使館に行くのは18年ぶりでした。何度もインドに行っていた時期がありビザをよく取りに行ってたので、懐かしかったです)






公式映画サイト:http://secret-superstar.com/


アーミル・カーン製作、主演の最新作品。


「ダンカル、きっとつよくなる」で親子を演じた父役のアーミル・カーンは、今回は落ち目の音楽プロデューサー役に、そして娘役だったザイラー・ワシーム メヘル・ヴィシュは歌手を夢見る高校生役。彼女は、母親に暴力を振るうとんでもないDVの父親を持ち、そのために家の中はいつも父のご機嫌を伺っている感じです。娘のためなら何でもしようと応援してくれる優しい母親は隠れてパソコンを娘に買い、娘は父に音楽を反対されているので顔を隠し自分の歌を披露するYoutuberに。そしてあれよあれよと話題の人となっていくのです…。


シャー・ルク・カーンやアミターブ・バッチャンの名前が出てきたり、グラミー賞ならぬグラマー賞というのが出てきて、いろんなところでクスッと笑ってしまいました。

胡散臭い役のアーミル・カーンも良かったし、主役の高校生役のザイラーちゃんも良かったです。


この映画は、家庭内暴力を振るわれても経済的理由からなかなか離婚に踏み切ることができない女性のこと、そしてその子供、娘は特に親のいいなりのしたくもない結婚を強制的にさせられ、夢は諦めて当然の世界を見せつけます。かつての日本も相当ひどい男尊女卑の世界で、今もまだジェンダーギャップがある国として世界で110位の不名誉な国でもありますが、インドでもまだまだひどい状態があります。映画では運よく女の子は歌手への切符を手に入れ、母親も父との離婚を決意して新たな人生を歩むハッピーエンドで終わりましたが、現実世界ではジェンダーの問題は山積みで、不幸な女性たちがたくさんいるのだと思います。

女子高校生の夢実現物語の一面、社会派映画の一面もしっかり持ち合わせ、考えさせられた映画でもありました。


私はあまり泣けなかったけれど、一緒に行った友人は泣き周りでも泣いている人たちがいました。歌と踊りのボリウッド映画は、歌はたくさん挿入されてますが、今やほとんど踊りがない映画になってしまいちょっと寂しい限りです。最後にアーミル・カーンが女性たちと一緒に歌って踊ってますが、これがなきゃボリウッド映画じゃない。でももっと劇中にもっと華やかに歌って踊ってのシーンが欲しかったなあと思うのでした。





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