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つれづれノート35、そうだ魔法使いになろう!、この先には、何がある? [本]


出店にトライ! つれづれノート35 (角川文庫)

出店にトライ! つれづれノート35 (角川文庫)

  • 作者: 銀色 夏生
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/04/24
  • メディア: 文庫

東京ではプールと仕事。宮崎に戻っては庭作りと今回は地元の市(いち)に店を出してみることを目標に動き出す。銀色さんのいつものつれづれですが、サクくんはもう20歳の成人式を迎え、カンちゃんは既に家を出ているのであまり出てこなくなり時の流れを感じました。今回は武田教授(武田邦彦氏)のネットブログに共感して何度も武田氏のことが出てきました。私も一時3・11のときに武田氏のブログを読んでましたが、また読み始めようかなあ。つれづれノートは私に取っては癒しだなあといつも思います。


文学2019

文学2019

  • 作者: 多和田 葉子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/04/25
  • メディア: 単行本

村上春樹の作品が入っているということで、読みました。2018年刊行の全文芸誌掲載作品から選び抜かれた極上の15作ということで、その1作が村上春樹の「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」。

結構短めのものでしたが、久々の村上作品に大満足。私は彼の文章がやはり好きだし、話の展開とかも大好きなのだと思いました。何だか本当の話なのかはたまたやはり虚構であるのかわからない話になっていて楽しめました。同じような時期に東京新聞に村上春樹へのインタビュー記事が何日か続いて載っていて、タイムリーでもありこれもまた楽しかったです。


そうだ 魔法使いになろう! : 望む豊かさを手に入れる

そうだ 魔法使いになろう! : 望む豊かさを手に入れる

  • 作者: 吉本ばなな
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2019/03/23
  • メディア: 単行本

精神世界の話を、吉本ばななと大野百合子の二人がおしゃべりをしている対話形式の本であっという間に読みました。前世、ダライラマ14世、チベット、伊勢白山道、バシャール、ホ・オポノポノ、宇宙人、夢、アカシックレコード、カルロス・カスタネダなどお馴染の色んなワードが出てきて、吉本ばななが350回以上転生し、チベットのお坊さんの影響がとっても大きく、二人ともチベット時代が共通しているとかで仲がいいそのままに会話が進んでいました。伊勢白山道さんのブログは私も結構読んでいますが、伊勢白山道に吉本ばななが「卑弥呼のお付きの人という名目だけど、本当は卑弥呼の役をしていた生まれ変わり」と言われたそう。何かすごい。そして吉本ばななにはいろんなものが見えたり、感じたり、そういった能力が小さい時からあることに驚かされました。

この本を読んで私も色々思うことがありました。私自身もチベットに前世があることを確信しているので(水色とピンクが小さい時から大好きでそれはチベットに行ったときに娘さんが使っている髪の飾りひもや既婚女性のエプロンの色だと直感でわかり、また実際前世を一度だけ見てもらったことがあり、やはり前世はチベットと言われました)、だからこそ前世が同じチベットということで吉本ばななに惹かれるのも無理はないかなあと思いました。そしてダライラマ14世に謁見して握手をし、何週間かに渡ってダラムサラで説法を聞けたのも、前世からのつながりがあったからではないかと思うのです。何よりチベットが好きだし。私も夢を見ることが多く(最近はあまり見ない)結構その夢が何かを暗示することが多くて、一時期は夢日記みたいな感じで日記に書き記していました。現実を言い当てているので本当に侮れないのです。夢はあまり見なくなったとはいえ、父が亡くなる前後に何回か、夢の中で何かが私を守ってくれている夢を見続け、それによって私は大きな安心感みたいなものを得ました。何があっても大丈夫だと、言われている感じがしました。父が亡くなって半年くらいは父の夢を数回見てます。ちょっと切れ気味に怒っている父、あと日常の何気ない感じの父、無言の父といろいろでした。今は何も見ませんが、一周忌も終えて安心してくれているんじゃないかなと思います。


久々に読んだ精神世界の本でしたが、いろいろ思いを巡らせました。気軽に読めて楽しかったです。


追記:この記事を書いた翌日、父の夢を久々に見ました。普通に一緒にリビングにいて何故か出羽三山の話をしてました。普通の日常がすぐそこにあり、心から安心しきっていて幸せな気分が残りました。夢の中で父が生きてたっけ?と思い、もしかしたらこれは夢?と思ったら夢は終わり起きてしまいました。いい夢を見てる時はこれは夢?と思わないほうがいいかもなあと思いました。


極上の孤独 (幻冬舎新書)

極上の孤独 (幻冬舎新書)

  • 作者: 下重 暁子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/03/27
  • メディア: 新書


ベストセラーになったという「極上の孤独」ですが、この著者は強いなあと思いました。群れることなく自分の思った道を一人で突き進んでいくのだ、といった感じです。一人の時間を持つことはとても大切で、その時間を取ることで何が自分にとって大切なのかがわかるということはその通り。でももうそんなにこの人の書いた本は読まなくてもいいかなあと思いました。弱くてどうしようもない人にはこの本は救いには全くなりません。一人で生きていく覚悟みたいなものがはっきりしていて、それができない私みたいなものはいったいどうすればいいの?って感じです。覚悟がなくても生きていかないといけないんですけどね。そして実際何とか生きているのですが。確かにごぜという目の見えない女芸人の話などは、その人生の過酷さを容易に想像させてくれ、五体満足で生きている人たちはそれだけでも感謝しないといけない、と思いましたが、厳しすぎて突き放された感じの読後感でした。



この先には、何がある?

この先には、何がある?

  • 作者: 群 ようこ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/02/07
  • メディア: 単行本


群さんの半生を自ら振り返りつつ、その当時のこと、気になったことなど、赤裸々に書いています。私自身は、かもめ食堂の映画の試写会に行ったとき、その出演者や映画監督と共に、群さんを初めて見て、壇上にいる皆がとっても仲良しだということが終始感じられ、これほど素敵な舞台挨拶はないなあと思いました。そして後から読んだ原作がこれほど映画とピッタリ来て、しかも映画も原作も私の大のお気に入りになるとは思いもしませんでした。今となってはとってもいい思い出。かもめ食堂では群さんの懐に相当の額のお金が入ってきたようで、羨ましい限りだなあと思いました。

最近いろんな作家の作品を集めたアンソロジー本を私も読むことがありますが、作家の許可も取らず著作権の何たるかも知らずにいる出版社の人たちがいることに激怒してそれなりの行動に出た群さんの心情を綴っていました。また母や弟との確執、母の家のためのローンで一生働かなくてはいけない羽目になってしまったこと、盗作事件なんかも綴っていて、結構いろいろあるんだなあと思いました。群さんが椎名誠氏と繋がっていたのは何かで(たぶん群さんの本だろうけど)読んで知っていましたが、よくしてもらったとだけ書かれていました。


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パドマーワト 女神の誕生 [インド映画]

ニッショーホールでインド映画「パドマーワト 女神の誕生」を観てきました。


映画公式サイト:http://padmaavat.jp/




「500年の時を超え、インド映画史上最高の製作費で描く、究極の映像美」というのがキャッチコピー。久々のインド映画に期待も大きく、楽しみにして観に行きました。


野望に生きるスルタン、アラーウッディーン(ランビール・シン)彼は義理の父だか伯父だかを殺し卑劣な手段を使ってでもすべてを手に入れようとし、メーワール王国の王妃パドマーワト(ビーティカー・パードゥコーン)が絶世の美女だと噂を聞くと一目見たさにメーワール王国に兵を派遣します。しかしそれが叶わないとなると戦争をし始めるのです。いろんな駆け引きがあり、メーワール国王で義を重んじるラタン・シン(シャーヒド・カプール)がさらわれると王妃パドマーワトは自ら敵地へと乗り込み、国王を救おうとするのですが…。


思っていたほどの歌と踊りがなく、最近のインド映画は昔と比べると歌と踊りが少なくなっているのだなあと思いました。去年観たアーミル・カーン主演の「ダンガル きっと、つよくなる」でも感じたことですが。

また、映像は勿論美しかったのですが、戦争映画でもあるので、色が黒や灰色、赤、くすんだ赤など、ちょっとくすぶった感じで、押さえた統一感ある色使いでした。私としてはインド女性が着るサリーのカラフルな色合いを想像していったので、全く違った感じにびっくりしました。


戦争映画であり、昔の王国の物語であり、壮大なスケールということでは、「ナルニア国物語」やら「ロード・オブ・リング」、「300(スリーハンドレッド)」、「タイタンの戦い」、「蒼き狼~地果て海尽きるまで」、「レッド・クリフ」「千年医師物語~ペルシャの彼方へ」などいろいろな映画を次々に思い出しました。こういった戦争もので壮大なスケールで描かれているものは洋の東西を問わず何だか同じに見えるなあと思いました。


もちろん豪華絢爛。お金がかかっていることは間違いなく、大変目を楽しませてくれました。また正義対悪の戦いではありましたが、最後に現世で正義が勝つのではなく、その名前、誉だけが後世に残るという筋書きで、城に残された女たちが敵がやってくる前に火の中に飛び込み殉死する様子も、日本の戦国時代同様変わらないのだなあと思いました。


「ミモラ~心のままに」と同じ監督・脚本だと知っていたのでとっても期待してみましたが、「ミモラ~」のほうはイタリアロケで恋愛もの。カラフルな色彩でスタイリッシュな現代もの。それに対して「パドマーワト」は時代もの。戦争もの。色が黒や灰色、赤、くすんだ赤という感じだったので大きく違ったのがちょっと衝撃的でした。また主役パドマーワト役を演じたビーティカー・パードゥコーンは「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」でシャールク・カーンの相手役を演じた女優さんでした。後から調べてみてびっくり。そういえば同じ顔かもと思いました。そしてもっと驚いたのが、この映画の悪役スルタンのアラーウッディーンを演じたランビール・シンと彼女は私生活で2018年に結婚しており、夫婦でこの映画に共演していたんですね。


個人的にはもうちょっとお茶らけた、笑いのある、少しクオリティに問題のあるような!?いつもの!?インド映画のほうが、何だかインドらしくて、安心して観ていられるなあと思いました。


「パドマーワト」はどこにも非がなくて、むしろ完璧すぎてインド映画もここまでクオリティが高くなって世界のどこに出しても恥ずかしくないじゃん!と思いました。素晴らしすぎの映画でした。



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レモ・アンツァヴィーノ ピアノコンサート、 宇崎竜童コンサート、フラメンコギター・アルベルトロペス [観劇・踊り・イベント・ライブ]

イタリア文化会館にてレモ・アンツァヴィーノのピアノコンサートを観てきました。


イタリア文化会館は初めて足を運んだのですが、真っ赤な建物がスタイリッシュで素敵でした。友人の話だと建てた当時はその赤色の建物が大問題だったらしいのですが、今見ても全く古さを感じず当時にしたら度肝を抜いていたのかもしれません。


レモ・アンツァヴィーノは作曲家でピアニスト。今年公開された映画「ヒトラーVSピカソ 奪われた名画のゆくえ」の映画音楽などを担当。その功績にイタリアの映画賞の銀のリボン賞を獲得した人です。


映画音楽なので聞いたことのない曲でも比較的親しみやすく、とっても耳に心地よかったです。演奏も素敵でした。やはりライブはいいなあと思いました。





以下、おまけ。


備忘録として。かなり古いのですが・・・。

去年友人に誘われて観てきたライブ二つ。


9月にセルバンテス文化センターでフラメンコギター、アルベルト・ロペスの生演奏を聴きました。

席がかなり前で演者の表情までつぶさに見れました。生演奏。ギター。素敵でした。


12月には神田明神で宇崎竜童のコンサート(神田明神内の文化交流館のこけら落とし的なコンサート)があり参加。奥さんの阿木燿子さんもステージに上がり、何だか全然老けないまま相変わらずきれいでした。

「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」「スモーキン・ブギ」、百恵さんの「さようならの向こう側」など懐かしい曲も何曲か。宇崎さんはやはり年なのか声が少し割れる感じがあり、お年にしたら格好いいだろうけど、やはり年取ったなあという感じでした。でもたくさんの楽曲を書かれていてすごいなあと再認識しました。前日まで初台のオペラシティでフラメンコで踊る「曾根崎心中」をやっていたそうで、そこに天皇陛下や美智子様もお見えになったとかで、何年にも渡って天皇陛下とも交流もあり一緒にお食事もしたと話をしていました。



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マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 [イギリス映画]


マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 [Blu-ray]

マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の続編。

もっと早くに観たいと思っていましたが、忘れていました。観れて良かったです。インドの旅をたくさん思い出させてくれました。


ジュディ・ディンチ、マギー・スミス、ビル・ナイなどイギリスのベテラン俳優たち演じるイギリスからインドに来たシニア達。それぞれが思い思いに残りの人生をインドのジャイプールで謳歌している。そこにリチャード・ギア演じる謎の男がやってくる。デブ・パテル演じるホテルの若き支配人ソニーはホテル拡大のために偵察に来た人物だとにらむのだが…。シニア達の恋愛模様とか、インドのごちゃごちゃした街の様子、またインドの若いカップルの結婚式の華やかなシーン、そしてボリウッド映画でお馴染の(これはボリウッド映画ではないけれど)歌と踊りもあって楽しめました。ちょっとインドに行きたくなった。この映画のシリーズがもっとあったら楽しいなと思いました。


第一作目の「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」もお勧めです。


マリーゴールド・ホテルで会いましょう [Blu-ray]

マリーゴールド・ホテルで会いましょう [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray

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極夜行前 [本]


極夜行前

極夜行前

  • 作者: 角幡 唯介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/02/15
  • メディア: 単行本

「極夜行」に続いて、その極夜行の冒険する前の準備段階を書いた「極夜行前」を読みました。

角幡さんの文章はやはり引き付けられ、一年ぶりに読んだ彼の文章はやはり好きだなあと思いました。もっといろいろと出版してほしいと思ってしまいました。


本番の「極夜行」もすごかったけれど、準備段階にある「極夜行前」もなかなかすごかったし、角幡節全開で楽しかったです。食料や燃料の備蓄のデポも自分で運んで用意する。GPSを使わない、その代り昔ながらの天測による方法を身につけ、つまりは六分機を使えるように専門家のところに足を運びいろいろ教えてもらい、自分でも試行錯誤しながらマスターする。犬との旅を決行する。白クマよりも恐ろしいセイウチの恐ろしさを身を持って体験したり、氷が道を阻んでカヤックで移動ができずその時を待つ経験を積んだり、ジャコウウシ、そして主にウサギを標的として銃で狙い食料にするその腕を磨いたり、アッパリアス(鳥)を仕留めて干物に加工したり、修理しやすい木材を選び自らそりを作ったり、イグルー(かまくら)を習って作ったり…。準備段階からすべて自らがより深く関わっての本番への冒険へと続く感じがよくわかりました。こういった準備なしにはやはりとてもでないけれどこんな大冒険はできないでしょう。イギリスの探検隊が残したデポがグラノーラバーくらいしかなくてさすがイギリス人の食事だとガッカリしたり、寝ている間にそりが流され水の中に入ってそりを回収に行くときウエットスーツの社会の窓が開けっぱなしで、下半身までびしょびしょになった等、結構笑ってしまうエピソードがありました。本当は相当な危機な場面なのですが。


この準備段階で、自分がやりたいことが最果ての場所への冒険であると確認し、はっきりしなかったルートも決まり、色んな人のお陰もあり準備万端となって何とか本番へとそのまま行きそうでしたが、グリーンランドのビザ切れで、一年間もの間を開けなければならない羽目になるというのが、また最後の落ちでした。


何だか人生ってこんな感じだなあと思いました。真剣に物事を始めたら次から次へとやらなければならない問題が出てきて、でもその間に協力者が現れ、必要な情報なりなんなりを与えてくれる。それはまるでそちらへと導いてくれるように。自分の目的も漠然としていたものからはっきりとしたものが見えてくる。それでも時には順調にいかず横やりが入る。人生そのもの。本当に面白かったです。


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